俳優の安田顕が、22日に都内で行われた映画『朽ちないサクラ』(6月21日公開)の公開記念舞台挨拶に杉咲花、萩原利久、豊原功補、原廣利監督とともに登場した。

  • 萩原利久

同作は『孤狼の血』『佐方貞人』『合理的にあり得ない』など数々のシリーズが映像化されている柚月裕子氏による同名小説の実写化作。県警の広報職員という、本来は捜査する立場にない県警・広報職員の森口泉(杉咲花)が、親友の変死事件の謎を独自に調査し、事件の真相と次第に浮かび上がる“公安警察“の存在に迫っていく。

■安田顕、きょう寝坊した萩原利久を自身の寝坊エピソードでフォロー

イベントでは、作品の内容にちなみ「後悔してしまったエピソード」を監督・キャスト陣が披露。萩原がきょう寝坊してしまったエピソードを披露したことを受け、安田は「利久くん、そんな寝坊は小さいよ……私がしたいちばん大きな寝坊は10年近く前」と萩原をフォローしつつ、切り出す。「現場が筑波だったんです。秋葉原からつくばエクスプレスの始発に乗って現場に行かなければならなかったんです。起きてなきゃと思っていたんですが案の定やっちゃって、起きたらもう撮影が始まっている時間だった」と話し、会場を驚かせた。

さらに「その現場で待っている役者さんが阿部寛さんと中本賢さんと吉川晃司さんだったんですね? 『あぁ終わったな、おれ』と(笑)」と笑いを誘い、「第2現場が川崎であったので、そこに行って待っていたんです。もちろん衣装は先の現場にありますから私服だったんですが、僕はローリングストーンズ好きなもんだから、私服が舌を出している(イラストがプリントされている)シャツだったんです。直立不動の体勢で待っていたんですけど、ずっと舌出してる(笑)」と壇上でジェスチャーを交えながら、再現してみせた。

そして、「(ロケバスが到着して)『すみませんでした!』と言ったときに、阿部さんが『おぉ安田、お前終わったな』と(笑) 俺終わったんだぁと思ったんですけど、その後阿部さんのマネージャーさんが、『これ阿部が車の中で食べている麩菓子です』とくれて、その麩菓子の味が忘れられません……」と圧巻のトークで会場を盛り上げた。