アイドルグループ・Snow Manの渡辺翔太と、女優の中村アンがW主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『青島くんはいじわる』(7月6日スタート 毎週土曜23:00~、初回は1時間スペシャル)の新たなキャストが22日に発表された。

  • 左から伊藤修子、木村多江、矢田亜希子=テレビ朝日提供

■嘘から始まる“協定恋愛”『青島くんはいじわる』

2020年「めちゃコミック」年間ランキング1位、累計閲覧数1.3億回突破(2024年6月時点 無料DL数を含むめちゃコミックサービス内での累計DL数)の超人気コミック『青島くんはいじわる』(吉井ユウ/めちゃコミックオリジナル)を、Snow Manの渡辺翔太&中村アンのW主演で初めて映像化。恋愛に興味のない年下絶食系男子・青島瑞樹(渡辺)と、恋愛から離脱した35歳干物系女子・葛木雪乃(中村)の小さな嘘から始まる“協定恋愛”を描く。

■渡辺翔太演じる絶食系男子・青島の“3人の母”を発表

青島の実の母・坂本久美を演じるのは木村多江。青島の父と離婚して以降、仕事だけに打ち込み、コスメ販売やエステサロンを手掛ける実業家となった久美だが、幼少期に離れ離れになった青島のことは、ずっと気に掛けており……。約20年ぶりに青島の前に現れ、何やら波乱を巻き起こしそうなキャラクターだ。

ドラマオリジナルキャラクターで、青島の2番目の母・田村珠代を演じるのは、大人気ドラマ『おっさんずラブ』シリーズで唯一無二のキャラクターを確立した個性派女優・伊藤修子。作家・コラムニストの珠代は、久美の後に青島の父と結婚、中学時代の青島と3年間一緒に暮らしていた。離婚後も青島との関係は良好で、行きつけのスナックでは、青島の相談に乗ることも。

青島の3番目の母・篠原礼子を演じるのは矢田亜希子。本作では、スナック「Reiko」を経営し、歯に衣着せぬ毒舌アドバイスで常連客の心をつかんでいる礼子を体現する。青島の父と結婚していた頃は、高校生の青島と2年間一緒に暮らし、現在も彼が素の自分をさらけ出せる姉のような存在。なぜか気の合う珠代とともに、青島を見守っている。さらに、どうやら久美とも面識があるようで……。

キャストのコメントは以下の通り。

■木村多江(坂本久美・役)コメント

――本作にご出演が決まった時のお気持ちは?

“原作ファンの方たちを裏切らずにできるのか”というプレッシャーがありますし、それにプラスして喜んでいただくって、ハードルが高いことですよね。なので、役のキャラクターやビジュアルを含め、うまくできるかな、と考え、緊張したのを覚えています。原作を読ませていただいて、見た目を寄せていけるかもしれない……と感じた瞬間、“よし、頑張ろう!”と思いました。

――久美という役柄の印象や、ご自身との共通点があればお聞かせください。

最初はとにかくブレない、怖そうな女性というイメージでした。そして、“主人公2人のハードルになるかもしれない”という部分をどうやって表現するかを考えていかなきゃいけないな、と思いました。

私もたぶんコアの部分は強いと思うんですが、久美さんは強くならざるを得なかったし、強く生きてこなければならなかったんですよね。そういう意味で考えると、久美さんは脆いところがたくさんあるのに、それを隠して生きている女性で……だから実際は私の方が強いかもしれないです(笑)。でも、あまり人に弱いところを見せないように頑張るところは似ているかもしれません。久美さんは、すごく頑張って成功して、経営者をやっているわけなので、やっぱり憧れますね。私はどちらかというとダメ人間で(笑)、周りの人たちにいっぱい助けてもらって生きているので、そこはちょっと違いますね。

――主演の渡辺さん&中村さんの印象は?

まだお会いしていないんですが、渡辺さんはちょっと天然な方なのかな、という印象です(笑)。あと、美容にものすごくお詳しそうなので、いろいろとお手入れのことを聞いてみたいなぁと楽しみにしているんです。中村さんはすごくストイックな方というイメージです。そういう頑張り屋さんなところがある反面、もしかしたら不器用な部分もあるのかなと思ったり……。いつもニコニコされていて、何事にも真摯に取り組んでらっしゃる印象なんですが、お会いした際には、その“裏側の中村さん”を見てみたいですね。

――放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

とにかくキュンキュンしていただきたいです! 自分をいろんな立場に置き換えてみたり、主人公になったつもりで見ると、景色が違って見えて面白いのではないかと思います。ぜひ、2人を応援しながら、“キュンキュンドラマ”を堪能していただければと思います。

■伊藤修子(田村珠代・役)コメント

――本作への出演が決まった時のお気持ちは?

キラキラしたお話に参加させていただけるということで、最初は「私、なんかちょっと場違いなんじゃないかしら?」というような感じでした(笑)。

――珠代という役柄の印象や、ご自身との共通点があればお聞かせください。

私は珠代のようにスナックでペラペラとしゃべるタイプではないので(笑)、自分とはちょっと掛け離れていますね。むしろ青島くんに色めき立っている掃除のおばさんの役とかの方が合っているんじゃないかと思っちゃいました(笑)。でもドラマオリジナルのキャラクター・珠代をやらせていただけて光栄です。

――主演の渡辺さん&中村さんの印象は?

先日初めて渡辺さんとお会いしたので、まだどういう方かまではわからないんですが、スナックにいるときには全然“いじわる”な感じがしないですね。むしろカワイイです(笑)。中村さんは、以前ドラマの撮影で一緒になったことがあるんです(『お義父さんと呼ばせて』2020年)。そのとき、私は袖のない服を着ていたんですが、上着を貸してくださったんですよ。たぶんご本人は覚えてらっしゃらないと思うんですが、上着を貸してくださる方はなかなかいないので、とても気遣いのできる方という印象です。

――本作を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いいします。

スナックのシーンが楽しいコーナーになるように、やっていけたらいいなと思っています。私が演じる珠代は原作には出てこないキャラクターなんですが、皆さんに楽しんでいただけるよう頑張ります!

■矢田亜希子(篠原礼子・役)コメント

――本作に出演が決まったときのお気持ちは?

まず原作がある作品なので、原作を読ませていただき、とてもキュンキュン系で楽しそうだな、と思いました! 私の役柄もイメージを壊さないように近づけられたらいいなと思っております。

――礼子という役の印象や、ご自身との共通点があればお聞かせください。

礼子さんは、とにかくサバサバしていて明るい人で、青島くん……瑞樹の継母です。本当の親子だったらここまで恋愛のこと話せないなというようなことも、この2人なら話せちゃう。恋愛相談でもなんでも頼りにしてもらえる、“頼りになる女性”なのでうれしいです。私は最近、恋愛相談? などはされることもなく、私の周りはみんなで健康の話や老後の話が尽きないので(笑)。瑞樹の恋に悩んでいる姿を見守るのが新鮮です!

――主演の渡辺さん&中村さんの印象は?

渡辺くんとは以前、別の番組でご一緒させていただいたんですが、お話するのは今回が初めてなんです。とても丁寧に撮影に臨まれているなという印象を受けました。中村さんにはまだお会いしていないんですが、今まで雪乃のような役を演じていらっしゃったイメージがあまりないので、すごく楽しみです。

――放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

「こんな出会いっていいな」「私もこんな人を見つけたいな」など、とにかくキラキラしていて、ときめいてしまうドラマだと思います。その中で、「スナックReiko」は、なんだかとにかく面白いところなので、ぜひ憩いの場として見守っていただけたらなと思います。

【編集部MEMO】
【編集部MEMO】 W主演を務める2人は、今作がドラマ初共演となる。 ■渡辺翔太 1992年11月5日生まれ、東京都出身。Snow Manのメンバー。2020年1月22日、シングル「D.D./Imitation Rain」でCDデビューを果たす。昨今の出演作に、ドラマ『オールドルーキー』、『世にも奇妙な物語'22 秋の特別編「ちょっと待った!」』、『ウソ婚』、映画『おそ松さん』など。2024年は、日本テレビドラマ『先生さようなら』で主演を務めた。 ■中村アン 1987年9月17日生まれ、東京都出身。ドラマ『グランメゾン東京』、『DCU~手錠を持ったダイバー~』、映画『名も無き世界のエンドロール』など多くの話題作に出演し、2022年の『DCU~手錠を持ったダイバー~』では第4回アジアコンテンツアワードの助演女優賞にノミネートされるなど、その演技力が日本国外からも評価されている。2023年は『イチケイのカラス スペシャル』、『キッチン革命』、『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』、『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』、『大奥 Season2「幕末編」』、『僕の手を売ります』と6本のドラマに出演したほか、『笑ってもいい家』で舞台初挑戦・初主演を果たす。2024年は、読売テレビ・日本テレビドラマ『約束 〜16年目の真実〜』で主演を務めた。