Lenovoは6月20日、11.5インチ・タブレット「Lenovo Tab Plus」を発表した。手軽にエンターテインメント・コンテンツを楽しむことに焦点を当てたデザインで、8つのスピーカーから成るHi-Fiオーディオシステム、2Kディスプレイ、キックスタンドを装備する。価格は、289.99ドル、279ユーロから。一部のグローバル市場で販売を開始する。
オーディオシステムはJBLが設計・デザインした。Tab Plusはフラットな板状のデザインではなく、横向きにした時に下側になる半分が厚みを持つ。その部分が4つのウーハーを備えたスピーカーボックス(容積: 22cc)になっており、さらに4つのマトリックス・ツイーターとの組み合わせによるスピーカーシステムは、Dolby Atmosで調整されている。
Lenovoは「深くて明瞭な低音とクリアな高音で、ベッドルームやリビングルームを満たせる」とアピールしている。スマートフォンなど他のデバイスからオーディオをシームレスにストリーミングでき、Tab PlusをBluetoothスピーカーとして活用することもできる。ヘッドホン使用時には、24ビット96kHzのハイレゾオーディオをサポートする。
オーディオ設定を細かくパーソナライズできるユーティリティが付属し、音楽やポッドキャストでは音量を自動的に上げ、ブラウザ使用時には音量を抑えるというように、アプリごとのコントールが可能である。
スクリーンは、11.5インチ(2000x1200)、リフレッシュレート最大90Hz、最大輝度400nitsの液晶ディスプレイである。スピーカーボックス部分にキックスタンドが組み込まれており、タブレット本体だけで横向きに立てられる。
内蔵バッテリーは8600mAh、最大12時間の動画ストリーミング再生が可能。45Wの急速充電をサポートする。
その他のスペックは、SoCがMediaTek G99(オクタコア)、RAMは8GB、ストレージは128GBまたは256GB。フロントとリアにそれぞれ8メガピクセルのカメラを搭載する。ワイヤレスはWi-Fi 5とBluetooth 5.2。3.5mmオーディオジャック、Micro SDスロットを備える。本体サイズは、268.3 x 174.25 x 7.77〜13.58mm、重量は650g。