テレビ朝日系ドラマ『科捜研の女 season24』が、7月3日(毎週水曜21:00~※初回2時間スペシャル20:00~)にスタート。新レギュラーとして加藤諒が、シーズンゲストとして鈴木福が加わることが21日に発表された。
■『科捜研の女』25周年アニバーサリーイヤー
1999年のスタート以来、現行連続ドラマ最多シリーズ記録を更新し続けている沢口靖子主演『科捜研の女』は、今年シリーズ誕生25周年のアニバーサリーイヤーを迎える。京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口靖子)を中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く、『科捜研の女』。“最新の科学捜査テクニック”と“人間ドラマ”が絡みあうハイクオリティなミステリーとして厚い支持を集めてきた。記念すべき節目を迎えた新シーズンのキーワードは、さらなる進化に向けた「原点回帰」。『科捜研の女』の醍醐味は、現場に残されたわずかな手がかりを分析し真実へと近づいていく“科学捜査”だが、年々高度化してきた科学捜査の手法を今シーズンでは初心にかえって、おなじみの捜査方法についても技術や仕組みをわかりやすく伝え、より科学捜査の面白さを体感できるドラマを目指していく。
■科学にうとい会計係の加藤諒が、科捜研の新メンバーに
その“科学捜査をわかりやすく”の部分を担うのが、加藤演じる会計係・加瀬。科捜研の仕事に興味津々の加瀬は「え! それってなんですか?」「そんなことできるんですか?」と、科学捜査に素朴な疑問を抱いては視聴者と同じ視点でマリコを質問攻めに。番組のアイデンティティである、科学捜査の面白みをより際立たせる役割を果たしていく。
科捜研にはかつて深浦加奈子さん演じる事務員兼会計係・小向光子が常駐していた時期(01年~08年)があり、専属会計係の登場はおよそ16年ぶり。だからこそオファーを受けた際、加藤は「歴史ある作品の一員になれることのうれしさと共に、科捜研の皆様が今まで積み上げてきたものを自分が入ることで壊してしまわないか、専門用語ちゃんと言えるのかと不安に押し潰されそうになりました」とプレッシャーを感じていたことを素直に告白。「でも衣装合わせのときに沢口靖子さんに“頑張りましょう”と声をかけていただいて、気合いが入りました」と座長である沢口のエールで奮起したと明かし、「僕自身、“科学でこんなことまでわかるの!?”と、すでに科学の進化に驚きの連続です。加瀬くんと共に科学を学びながら、皆様も科捜研の一員になったつもりで一緒に推理してみてはいかがでしょうか?」と視聴者に呼びかけている。
■鈴木福、自身初の制服警官役でシーズンゲストに
シーズンゲストとして登場するのは、子役から俳優として着実に成長を遂げ、6月17日に20歳を迎えたばかりの鈴木。演じるのは、交番巡査の新開颯太だ。初回2時間スペシャルでマリコたちは京都を揺るがす無差別大量殺傷事件に挑むが、颯太はその最初の現場に真っ先に駆けつけた新人警察官。ところがその後、颯太と被害者の男性との間には過去に“確執”があったことが明らかに。彼が心に秘めていた友情は、事件とどう関わってくるのか。
鈴木は沢口とは時代劇ドラマ『小吉の女房』(19年・2021年/NHK)で共演経験があり、「以前、母と子として共演した沢口さんとの再共演も、とてもうれしかったです。沢口さんはやさしく、大学の話や同時期にやっていた舞台の話などを聞いてくださいました」と、再会に大感激。制服警官を演じるのは初めてで、「新人警察官ということで、初々しさもありながら、責任感の強い役でした。警察官の役はやったことがありますが、制服は初めてだったので、うれしかったです」と、新鮮な気持ちでユニフォームに袖を通したことを打ち明けた。鈴木はまた、「『科捜研の女』25周年という節目に参加できて、うれしく思っています。“原点回帰”がテーマといわれる中で、『科捜研の女』らしさと、新人警官ならではのフレッシュさを感じてもらえたらうれしいです!」と役柄、作品への思いを語った。
■加藤諒(加瀬淳平・役)コメント
――『科捜研の女』新レギュラーとしてご出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
歴史ある作品の一員になれることのうれしさと共に、科捜研の皆様が今まで積み上げてきたものを自分が入ることで壊してしまわないか、専門用語ちゃんと言えるのかと不安に押し潰されそうになりました。でも、衣装合わせのときに沢口靖子さんに“頑張りましょう”と声をかけていただいて、気合いが入りました。
――加瀬淳平を演じるうえで意識していることは?また加瀬というキャラクターの魅力とは?
加瀬くんは科捜研の会計士という立場でありながら、科捜研の会話に入っては疑問を投げかけます。でも、それは捜査の邪魔をするわけではなく、純粋に気になったら聞かないとダメなタイプなんです。なので、彼のピュアな部分を意識して演じるようにしています。科捜研の邪魔になりそうな加瀬くんですが、どこか憎めない、攻められない感じが魅力だと思います。
――榊マリコ役・沢口靖子さんをはじめ、科捜研メンバーの印象を教えてください。
悩んでいると靖子さんが「今のシーンの表情、よかったです」と言ってくださったり、斉藤暁さんが「練習一回しておく?」と聞いてくださったり、小池徹平さんが「科捜研の洗礼やな」と教えてくださったりと科捜研の皆様には家族のような温かみのある印象です。
――京都での撮影エピソードやこれから楽しみにしていることがあれば教えてください。
先日、沢口靖子さんからお声をかけていただき、出演者の皆様と窓から鴨川が見えるお店に食事に行きました。京都は街並みも東京や僕の地元である静岡とは違うので、撮影所の帰り道など歩いているだけでも楽しいです。加瀬くんは会計担当のため、なかなか外に行って捜査のお手伝いみたいなシーンはないのですが、いつか京都の街並みの中でのロケもあったら良いなと思います。
――視聴者のみなさまに向けてメッセージをお願いします!
『科捜研の女season24』は“科学をわかりやすく”をモットーにお届けします!!! 僕自身、“科学でこんなことまでわかるの!?”と、すでに科学の進化に驚きの連続です。加瀬くんと共に科学を学びながら、皆様も科捜研の一員になったつもりで一緒に推理してみてはいかがでしょうか? 7月3日(20:00~)初回2時間スペシャルです! お楽しみにぃ。
■鈴木福(新開颯太・役)コメント
――『科捜研の女』シーズンゲストとしてご出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
僕が生まれる前から放送され、長年愛されているシリーズに出演できることになって、とてもうれしかったです。以前、母と子として共演した沢口さんとの再共演も、とてもうれしかったです。
――新人警察官・新開颯太を演じた感想を教えてください。
新人警察官ということで、初々しさもありながら、責任感の強い役でした。警察官の役はやったことがありますが、制服は初めてだったので、うれしかったです。
――榊マリコ役・沢口靖子さんをはじめ、科捜研メンバーの印象を教えてください。 1シーンしか科捜研の皆さんと一緒になることはなかったのですが、チーム感が素敵だなと感じました。沢口さんはやさしく、大学の話や、同時期にやっていた舞台の話などを聞いてくださいました。『仮面ライダーW』が好きだったので、山本ひかるさんとはそのお話をさせてもらいました。小池徹平さんとも久しぶりにお会いできて、いろいろお話させてもらい、楽しかったです。
――京都での撮影エピソードやこれから楽しみにしていることがあれば教えてください。
京都、特に太秦は思い入れがあります。小学生のときに初めて撮影所に行ってから毎年のように撮影に行っていて、何度もお世話になっているスタッフさんたちとお会いできるのを、いつも楽しみにしています。大映通りなどでごはんを食べるのも、楽しみのひとつです。
――視聴者のみなさまに向けてメッセージをお願いします!
『科捜研の女』25周年という節目に参加できて、うれしく思っています。“原点回帰”がテーマといわれる中で、『科捜研の女』らしさと、新人警官ならではのフレッシュさを感じてもらえたらうれしいです!
【編集部MEMO】初回2時間スペシャルあらすじ
榊マリコ(沢口靖子)ら京都府県科捜研に、京都市役所からの人事交流で会計係・加瀬淳平(加藤諒)が派遣されてきた。加瀬は科捜研がどんな鑑定をして、どれほど予算を使うのか興味津々な様子。そんなある夜、京都市内のビジネスホテルで客や従業員、計30人以上が嘔吐、苦悶し次々と倒れる事態が発生、マリコたち科捜研メンバーも応援要請を受けて臨場する。現場のホテルには天然温泉施設が併設されていたことから、支配人・大月裕子はもちろん、最初に駆けつけた交番巡査・新開颯太(鈴木福)も真っ先に硫化水素中毒を疑ったようだった。だが、消防の高度救助隊隊長・佐藤剛が検知器で調べたところ、原因は硫化水素ではなく、何らかの毒物だとわかる。まもなく病院に搬送された被害者のうち、ホテルスタッフの男性が死亡。もしや何者かが毒物を使って無差別大量殺人を企てたのか!? 土門薫(内藤剛志)ら捜査一課の刑事たちも捜査に乗りだす。その後、毒物を気体にしてホテル内に充満させた可能性を考えたマリコは、事件の1週間前にホテルの排気設備を点検した設備配管工・島木陽菜のもとへ。彼女によると現場のホテルは全館一括空調を採用しており、犯人は給排気管を悪用した疑いが濃厚となるが……。そんな中、颯太と亡くなった被害者はかつて友人関係にあり、“確執”も抱えていた事実が判明。さらに、事件現場にいた“ある人物”と被害男性の意外な関係も明らかに。しかも、大規模イベント会場で毒物がばらまかれる恐れがあることが発覚。マリコたちは戦慄の事態を防ぐことはできるのか。そして京都を揺るがす無差別大量殺傷事件の真実とは。