カンビアは6月18日、「理系新卒採用の配属先決定」に関する調査結果を発表した。調査は6月10〜13日、技術職・研究開発職・ITエンジニア職のいずれかで理系学生を新卒採用する企業104社を対象にインターネットで行われた。
まず、調査対象企業については、製造業が52.9%、ITが33.7%となっており、そのほかには鉄道、レンタル・リース、機械設計の3社が回答している。
配属先通知のタイミングについては、「入社後の研修期間」が42.3%を占めて最多となっている。一方で、募集段階で配属先を明示する企業も3割ほどである事も分かった。
入社後(入社式〜研修期間)と入社前(募集段階〜入社前)とで分けると、前者が44.2%、後者が55.8%。入社前に伝える割合が全体では多くなっている。
製造業とIT業界のみに限定して見てみると、製造業では、入社後の研修期間に配属先を決定する企業が、IT業界では、募集段階で配属先を明示する企業がそれぞれ過半数を占めている事が分かる。
入社前に配属先を通知する企業においては、大多数の企業が現行の配属先通知方法を維持する意向を示している。変更の予定がない企業は、68.3%と約7割を占めている。
一方で、入社後に配属先を通知する企業では、現行の方法を維持する意向が多いものの、将来的に変更を検討している企業の割合が16.7%見られた。