OPPOは6月20日、「Reno A」シリーズの最新モデル「OPPO Reno11 A」を発表した。同日より予約の受付を開始し、6月27日より販売を開始する。同社オンラインショップでの販売価格は48,800円。

  • OPPO Reno11 A

    OPPO Reno11 A

SIMフリー(オープンマーケット版)はOPPO公式オンラインショップ/OPPO公式 Yahoo!ショッピング店/OPPO公式楽天市場店のほか、Amazon/ECカレント/ひかりTVショッピングなどのECサイト、エディオン/ケーズデンキ/コジマ/上新電機/ソフマップ/ノジマ/ビックカメラ/ヤマダデンキ/ヨドバシカメラの家電量販店で販売する。

キャリアでは楽天モバイル/ワイモバイルが取り扱いを予定。MVNOではIIJmio/HISモバイル/QTmobile/NURO Mobile/ピカラモバイル/mineo/LinksMate/LIBMOからの発売が予定されている。

「Reno A」シリーズは累計出荷台数210万台を突破しており、その貢献もあってOPPOは4年連続でキャリアフリーAndroidスマートフォンの販売台数1位を維持している。国内のスマートフォン市場でミドルレンジの構成比率は減少傾向にあり、また各社のミドルレンジモデルの価格が上昇傾向にある中で、価格の上昇を抑え、普遍的各地を提供し続けているのが「Reno A」シリーズだとOPPOは語る。

  • 直近の販売実績

    「Reno A」シリーズは累計出荷台数210万台を突破、OPPOは4年連続でキャリアフリーAndroidスマートフォンの販売台数1位を維持

  • ミドルレンジをめぐる市場トレンド

    ミドルレンジをめぐる市場トレンド

同社は今回の「Reno A」シリーズのアップデートにあたり、生成AIへもミドルレンジながら対応。生成AI編集機能を搭載することをアピールしている。

  • 生成AIに対応

    「OPPO Reno11 A」はミドルレンジながら生成AIに対応

AI編集機能のうちもっとも強力なのは、通行人などの写り込みを綺麗に編集し、より完成度の高い写真に仕上げる「AI消しゴム」機能(7月にソフトウェアアップデートで機能追加予定)。クラウドAIを利用するためインターネットにつながっている状況でしか利用できないが、そのぶんミドルレンジの本機でも強力な計算能力で精度の高い処理が行えるという。

  • AI消しゴム機能

    AI消しゴム機能

このほかのカメラ関連の機能としては、撮影した写真の被写体をワンタッチで切り抜けるAIクリッピング機能、スクリーンショット時にプライバシーを保護するモザイク機能、カメラアプリからすぐにアクセスできるGoogleレンズの翻訳機能などが搭載されている。

カメラ自体は、メインの広角カメラの解像度が4,800万画素から6,400万画素にアップ。このほか、約800万画素の超広角カメラと200万画素のマクロカメラを加えた三眼構成となっている。インカメラも約3,200万画素で鮮明な撮影が可能。動画撮影では今回新たに4K画質での撮影に対応した。

  • 三眼構成のカメラ

    カメラは三眼構成。メインカメラの解像度が向上し、インカメラも高解像度なのがポイント

  • 動画は4K対応

    動画撮影で4Kに対応

充電/バッテリー/CPU/カメラ/ディスプレイ/画面ベゼルの6つのポイントでも、シリーズ史上最大の進化を遂げたとしている。

充電については、67WのSUPERVOOCフラッシュチャージに対応し、約20分で50%以上の充電が可能。フル充電の所要時間も、前モデルの約118分から約48分に短縮されている。バッテリー容量も前モデルの4,500mAhから5,000mAhにアップ。ユーザーの充電習慣を学習して最適化するスマート充電により、4年後も80%以上の最大容量を維持できるという。

  • 67Wの急速充電に対応

  • 充電時間は大幅に短縮される

  • バッテリー容量もアップ

SoCはMediaTek Dimensity 7050を搭載。メモリは8GB、ストレージは128GBで、メモリは最大16GB相当までストレージからのRAM拡張が可能。外部ストレージはSDカードで最大2TBまで対応する。こちらもバッテリー同様、システム劣化防止機能/アプリデータ圧縮技術/パフォーマンス最適化機能により、長期にわたってパフォーマンスを保てるとしている。

  • SoCはMediaTek Dimensity 7050を搭載

  • 長期間利用時のパフォーマンス低下を抑える機能

ディスプレイは約6.7インチで、最大120Hzのリフレッシュレートに対応。ベゼル幅も縮小し、画面占有率は93.4%となった。

  • ディスプレイはベゼル幅が狭くなり、画面占有率が93.4%までアップ

カラーはダークグリーン/コーラルパープルの2色を用意。厚みは約7.6mm、重さは約177gに抑えている。

  • カラーはダークグリーン/コーラルパープルの2色

  • 厚みは約7.6mm、重さは約177gに抑えている

使いやすさの面では、Felica/おサイフケータイに対応、IP65の防塵・防水性能、指紋認証/顔認証の双方に対応といった従来の機能に加え、スマホ用電子証明書機能にも対応した。

OSはAndoid 14ベースのColorOS 14を搭載しており、さまざまなOPPO独自機能が利用できる。新機能の「ファイルドック」は、簡単な操作で画像やファイルを保存でき、他のアプリに貼り付けたりメールやSNSなどに投稿できるというもの。このほか、データ移行やシンプルモード、片手で簡単に操作できるアイコンプルダウンジェスチャー、3本指操作によるスクロールスクリーンショット、キッズスペースやクイック起動といった機能も利用できる。

オープンマーケット版の発売にあたって、ふたつのキャンペーンを実施することがアナウンスされている。

ひとつめは、OPPO直営店で予約した人を対象としたキャンペーンで、ショップでのポイント付与10倍と、ウェアラブルデバイス「OPPO Band 2」をプレゼントするというもの。キャンペーン期間は予約開始から7月21日までだが、プレゼントは先着順でなくなり次第終了となる。

  • 予約購入で「OPPO Band 2」をプレゼント

もうひとつは、端末の破損/故障/全損/盗難に対応する「O Care 保証サービス」(月額460円)に加入すると、最大3カ月間は無償でサービスを提供するというもの。キャンペーン期間は発売日である6月27日から9月30日まで。

  • 保証サービスが3カ月間無償になる

またIIJmioでは、純正急速充電器をセットにしたIIJmio特別セットを特価で販売する。

  • IIJmioでは純正急速充電器のセットを特価で販売

「OPPO Reno11 A」の主な仕様は下記のとおり。

  • カラー
  • OS:ColorOS 14(Android 14ベース)
  • CPU:MediaTek Dimensity 7050
  • 内蔵メモリ:8GB(最大16GBまで拡張可能)
  • ストレージ:128GB+microSDXC(最大2TB)
  • ディスプレイ:約6.7インチ有機EL フルHD+(2,412×1,080ドット、リフレッシュレート120Hz))
  • 通信方式
  • SIM:nanoSIM+eSIM
  • アウトカメラ:広角約6,400万画素(F1.7)+超広角約800万画素(F2.2、画角112度)+マクロ約200万画素(F2.4)
  • インカメラ:約3,200万画素(F2.4)
  • Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
  • Bluetooth:バージョン5.2
  • バッテリ容量:5,000mAh
  • 防水/防塵:IP65
  • 生体認証:ディスプレイ指紋認証/顔認証
  • その他の機能:おサイフケータイ対応、マイナンバー機能対応
  • インタフェース:USB Type-C(USB2.0対応)
  • サイズ/重さ:約W75×H162×D7.6mm、約177g