俳優の櫻井海音が主演を務める、ドラマシリーズ&映画『【推しの子】』特報映像&ティザービジュアルが20日、公開された。

ドラマシリーズ&映画『【推しの子】』

同作はAmazonと東映による共同プロジェクトで、2024年冬にドラマシリーズをAmazon Prime Videoにて11月28日21時より世界独占配信、映画を東映配給にて12月20日より劇場公開する。

■ドラマシリーズ&映画『【推しの子】』特報映像を公開

初映像となる特報は、無数のサイリウムに囲まれたステージに立つ、伝説的アイドルグループ「初代B小町」のライブシーンから幕開け。グループの中でもひと際存在感を放つ、“完璧で究極のアイドル”、アイ(齋藤飛鳥)のきらめきに目を奪われるのも束の間、カチンコの音が鳴り響くと物語の世界は一変。「アヴェ・マリア」の叙情的な旋律にのせて、“芸能界”を生き抜く、アクア(櫻井海音)、ルビー(齊藤なぎさ)、かな(原菜乃華)、MEMちょ(あの)、あかね(茅島みずき)らの姿が映し出される。

欲望や情熱、様々な思惑が交錯する“芸能界”の光と影。映像のラストでは、突如アイが何者かに刺される衝撃の展開とともに、「この物語は、フィクションである」というナレーションが流れる。「嘘はとびきりの愛」と語る、アイの瞳の奥に隠された真実が気になる映像となっている。

併せて解禁となったティザービジュアルでは、アクア、アイ、ルビーを中心にメインキャラクターが集結し、原作の名シーンを彷彿とさせる写真が散りばめられている。

また、いきものがかり、ケツメイシ、Snow Man、NMB48、斉藤和義、マキシマム ザ ホルモン、氣志團、フジファブリック、Little Glee Monster、フレデリックなど多岐ジャンルにわたる人気アーティストのMVを手がける人気映像演出家・スミスが監督することが発表された。ドラマ作品では『ぼくは麻理のなか』(17年)、『青野くんに触りたいから死にたい』『恋と弾丸』(22年)など、人の感情や性(さが)を独自の感性でユーモアを器用に織り交ぜながら描くことを武器とする。

さらに、2015年に初の長編映画『真夏の夢』が、史上最年少の16歳でゆうばり国際ファンタスティック映画祭フォアキャスト部門に正式出品され、翌年、同映画祭で映画『脱脱脱脱17』がオフシアター・コンペティション部門の審査員特別賞・観客賞を受賞した若手最注目監督の松本花奈も、本作への参加が決定。映画『明け方の若者たち』(21年)、ドラマ『君となら恋をしてみても』(23年)では、人と人とのつながりやその儚さを淡く眩しく見事に表現し、若者からの支持を受けている。映像の美しさにおいても高く評価を得ている2名の監督がそれぞれの武器を最大限に発揮し、手腕を振るうこととなる。

脚本は『女くどき飯』シリーズ(15、16年)、『東京ラブストーリー』(20年)、『自転車屋さんの高橋くん』(22年)、ドラマ版『ゆるキャン△』シリーズ(20、21年)、『マイ・セカンド・アオハル』(23年)を手掛ける北川亜矢子。リアルな心理描写とキャラクターの魅力を最大限に引き出す台詞の数々で視聴者を魅了している。

■企画・プロデュース:井元隆佑(東映) コメント

赤坂先生と横槍先生から、大切な原作の実写化をゆだねて頂き、
まもなく二年という歳月を重ねようとしています。
大好きな【推しの子】と真正面から向き合う日々。
ものづくりの高揚感とともに、いつまでも拭うことのできない、
恐ろしいほどの重圧に苛まれているのも本音です。
初めて原作を読んだ日のように「【推しの子】のいちファンに戻れたら」
と幻想してしまうことすらあります。

我々の作品がどれだけ世に響くのかまだ分かりません。
ひとりでも多くの人へ届くように全力で挑みます。
どうか皆さんの心に届いて欲しいです。

最後に、集結してくれた大切なキャスト・スタッフ・関係者の皆さん。
大きな不安やプレッシャーがひしめく中、共に歩んでくれたことに、
最大限の感謝の意を伝えます。

【編集部MEMO】
『【推しの子】』原作コミックは、累計1,500万部を売り上げる大ヒットに。また、2023年に放送されたアニメでは、原作に極めて忠実なストーリーと繊細で美しい作画、そしてアニメオリジナルのライブシーンも話題となった。アニメのオープニング主題歌として音楽ユニット・YOASOBIが書きおろした楽曲「アイドル」は米ビルボード・グローバル・チャートで日本語楽曲初の首位を獲得したことも大きな要因となり、世界中で人気を集めている。

(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・東映 (C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・2024 映画【推しの子】製作委員会