米Intelは6月18日(現地時間)、「VLSIシンポジウム」に合わせる形で、すでに量産を開始してXeon 6への採用が行われている次期プロセス「Intel 3」について詳細を明らかにした。
今回明らかにされたのはIntel 3プロセスのバリアントや、Intel 4比での性能。最大10%高い密度で最大18%優れた性能を実現できるとしており、製品としてはXeon 6のコンピュートタイル製造に採用されている。2023年第4四半期には製造準備を完了しており、すでに量産が行われている。
また、Intel 3プロセスには「Intel 3-T」「Intel 3-E」「Intel 3PT」の3つのバリアントが存在することも発表された。
- Intel 3-T:画像処理やHPC、AIなど複数の演算機やメモリを1つのパッケージに統合したい3Dスタッキング向けに、シリコン貫通ビア(TSV)を提供する。
- Intel 3-E:外部インタフェースやアナログデバイス向けに豊富なI/Oセットを用意し、用途に幅を持たせることが可能。
- Intel 3PT:すべての技術革新を統合したもので、よりピッチを詰めた9um TSVとハイブリッド・ボンディング・オプションをサポート。究極のFinFETベースのプロセスをうたう。