ダイハツ「ミラトコット」は、運転のしやすさやシンプルながら愛らしさを感じさせるデザインに定評があった軽自動車ですが、惜しまれながらも2023年12月に生産・販売が終了しました。
ここでは、ミラトコットにはどのような魅力があるのか、また、中古車の価格はどの程度なのかを解説します。
ミラトコットの魅力はこの3点!
ミラトコットは運転しやすい設計やシンプルながら親しみを感じさせるデザイン、しっかりとした安全性を確保していることなどが特徴といえます。
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
特徴1:死角が少なく運転しやすい
ミラトコットはスクエアなボディ形状と水平基調のインパネを採用し、ボンネットの先端を見やすくすることでドライバーが車両感覚をつかみやすい造形を実現しています。
また、フロントピラーは細く、かつ立てることで前方の死角を減らし、横断歩道を渡る歩行者などが見やすいように配慮されていることに加え、ドアミラーの取り付け位置も工夫し、できるだけドライバーの死角を遮らないよう工夫。
さらに、ベルトラインも水平にして後退時にも良好な見通しを実現し、運転が苦手な方や運転初心者でも運転しやすいように設計されているのがミラトコットの特徴のひとつです。
特徴2:シンプルで愛着のわくデザイン
ミラトコットのコンセプトは「誰でもやさしく乗れる、エフォートレスなクルマ」。エフォートレスとは、「気楽に」「軽々と」「気取らないスタイル」を指すファッション用語であり、ミラトコットは自然体で肩ひじ張らずに乗れる車として開発されました。
デザインにもそのコンセプトが反映されており、角を落とした優しい丸みのある印象のスクエアボディを採用、さらに前後のランプも丸モチーフとすることで親しみやすく愛嬌のあるエクステリアデザインとしています。
インテリアは足元から上に行くほど明るくなるグラデーション配色で居心地の良い雰囲気を演出。シートは座面をブラウン、背面をベージュにした2トーンで個性を表現しています。
特徴3:衝突安全性、予防安全性も十分
ミラトコットでは、全車に予防安全技術「スマートアシストIII」を標準装備しています。
歩行者検知も可能な衝突被害軽減ブレーキやペダルの踏み間違い時の急発進を抑制する機能、走行中に車線からはみ出す危険があれば警告する機能など、多彩な先進安全技術を搭載しています。
さらに、運転席・助手席のエアバッグに加え、車両の側方から衝撃の緩和に貢献するサイドエアバッグ(運転席・助手席)、乗員の頭部への衝撃をやわらげるカーテンシールドエアバッグ(前後席)が全車標準装備であり、どのグレードを選んでも予防安全性、衝突安全性は十分です。
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ミラトコットはそもそもどんな車?
ミラトコットは、車を初めて購入するエントリーユーザーにとって使いやすく、さらに買いやすい価格を実現しています。
カップホルダーや小物が収納できるポケットなどの収納スペースを、乗員の手が届く位置に配置。さらに、上位グレードには運転席・助手席のシートヒーターや、スマートフォンなどのモバイル機器が充電できるUSB電源ソケットなど、ドライブをより快適に楽しめる装備も搭載しています。
ミラトコットの現在の中古車価格
ミラトコットは2018年にデビュー、2023年に生産が終了した1世代限りのモデルです。マイナーチェンジも一度も行われていません。
中古車の相場は60~120万円程度です。
※2024年6月14日時点の相場
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ミラトコットは個性のある軽自動車が欲しい方に最適な1台
ミラトコットは、現在は新車で手に入りませんが、2018年に登場したモデルなので中古車でも比較的年式が新しい、状態の良いものが多く流通しています。
かわいらしすぎない、でもちょっとおしゃれな運転しやすい軽自動車を探している方に、おすすめの1台といえるでしょう。
※この記事は、2024年6月時点の情報で制作しています