俳優の木村拓哉が主演を務める、映画『グランメゾン・パリ』(今冬公開)の新キャストが18日、明らかになった。
今回、尾花(木村)・倫子(鈴木京香)とともにグランメゾン・パリで三つ星を目指す新キャストとして、グランメゾン・パリでデザートを担当するパティシエのリック・ユアン役で、アイドルグループ・2PMのオク・テギョンの出演が決定。
オク・テギョンは『シンデレラのお姉さん』(10)で本格的に俳優活動を開始すると、映画『結婚前夜~マリッジブルー~』(13)、『時間回廊の殺人』(17)、ドラマ『御史とジョイ』(21)、『ハートビート』(23)などに出演し注目を集め、Netflix『ヴィンチェンツォ』(21)では、初の悪役を演じたことで話題になった。
今作で母国語の韓国語に加えて、日本語とフランス語の3言語を話す難しい役どころに挑戦し、日本映画初出演。料理に対する情熱さゆえ、時に尾花と衝突することもあるが、異国の地で認めてもらうことの難しさを知っているからこそ、尾花とともにグランメゾン・パリで三つ星を目指すことにも強い思いを持っているユアンを演じている。
コメントは以下の通り。
■オク・テギョン
撮影が終わって寂しいですが、日本とパリでたくさんの思い出を作ることができて嬉しかったです。始まる前は長い撮影期間になるかと思っていましたが、終わってみると短かったなと思います。パリではゆっくり過ごす時間もあり、共演者の方と食事に出かけるなど、楽しい時間を過ごすことができました。モンマルトルやエッフェル塔など、パリを歩いて回っていると、共演者やスタッフの方達が働いている中、僕はこんなにもパリを満喫していて大丈夫なのか? と不安にもなりましたが(笑)、とても幸せでした! 今回の映画で料理監修をしてくださった小林圭さんのお店にも行きましたが、本当に驚くほどおいしかったです。映画の中でもサーブするシーンがありますが、実際に目の前で見ることができ嬉しかったです。色んな国から集まった俳優・スタッフと一緒に作品を作っていく中で、夢を目指すことは国を超えても同じことだなと感じました。同じ目的に向かって共に目指すことを、この作品のストーリーでも表現できたと思います。皆さんにも、キャラクターたちの夢を目指す姿を観て、漫画みたいな「目指せばできる!」という勇気を受け取っていただけたら良いなと思います。
(C)2024 映画『グランメゾン・パリ』製作委員会
【編集部MEMO】
映画『グランメゾン・パリ』は、TBS日曜劇場『グランメゾン東京』の劇場版作品。「グランメゾン東京」が日本で“三つ星”を獲得してから時が経ち、尾花夏樹(木村拓哉)は早見倫子(鈴木京香)と、フランス料理の本場・パリで、新店舗「グランメゾン・パリ」を立ち上げ、アジア人初となるミシュラン“三つ星”を獲得するために奮闘していた。名だたる巨匠たちがしのぎを削る本場フランスで、フランス料理で“三つ星”を獲得することは、尾花にとっての悲願だが、異国の地のシェフにとっては、満足のいく食材を手に入れることにすら高い壁があり、“三つ星”に選ばれるなど夢のまた夢。「グランメゾン・パリ」は結果を出せない日々が続いていた。そして、尾花は、あるガラディナーでの失態が原因で、かつての師と「次のミシュランで三つ星を獲れなければ、店を辞めフランスから出ていく」という約束を交わしてしまう。