ミュージカル『GIRLFRIEND』の公開ゲネプロが18日に東京・シアタークリエで行われ、井澤巧麻、木原瑠生が登場した。
同作はマシュー・スウィートの90年代を代表するCDアルバム『GIRLFRIEND』をベースに、2人の青年による甘酸っぱい恋愛を描くミュージカル。ネブラスカ州の小さな町を舞台に、ミックステープがつなぐ甘酸っぱいポップでロックなジュークボックスミュージカルで、日本初演となる。学校に馴染めないウィルを高橋健介・島太星(NORD)、井澤巧麻、野球部でスポーツ万能のマイクを萩谷慧悟(7ORDER)、吉高志音、木原瑠生が演じる。
■ミュージカル『GIRLFRIEND』の公開ゲネプロに井澤巧麻&木原瑠生ペア登場
この日のゲネプロには井澤・木原ペアが登場。13日に行われた会見ではキャスト全員が揃い、木原は「稽古の最後の方、僕と巧麻くんが通しをやった時に、“ノート”という、終わってから『こういうところがあった』と言っていただくことがあったんですけど……」とエピソードを話し出す。「稽古場はラフな感じでやらせてもらってたのもあるので『そういうふうに見えてたんだ』と思ったのが、『木原くんのマイクは狂気的なところがあるから、巧麻くんも弾けていいよ』と。普通に過ごしてただけなのに『狂気的』って言われて、それがけっこう僕の中でだいぶ印象的でした。嬉しかったですけど、最初ちょっと戸惑いましたね」と振り返った。
井澤は「個性を大切にしてくださっていて、チームごとに見てても全然違うんですよ。僕も最初は役を作らなきゃという方で、色付けをいっぱいしていたんですけど、『もっと自然体でいい』『いつもの自分を使ってお芝居してくれたらいい』ということで、いらないものを省いていく作業をしていって、いろんな癖とかも指摘していただいたりして」と演出の小山ゆうなから受けた指導について明かす。「今もなんですけど、『喋る時に手を動かしたりしちゃうけど、ない方が伝わるよ』とか言っていただいて、今後のいろんな作品にも通じるアドバイスをたくさんいただいなと思っています」と感謝した。
最後に木原は「トリプルキャストということで、この『GIRLFRIEND』各マイク、各ウィルで本当に違うし、シャッフル公演もありますから。本当に素敵な作品になってると思いますので、ぜひ可能であればいろんな回に来ていただけたら嬉しいなと思っております」とアピール。井澤も「今回の作品は2人しか舞台上にはいないんですけども、バンドの皆さんも素敵なアレンジでサウンドを流してくださって。『こんな表現するんだ』みたいなハッとするような演出もたくさんあって、いろんな要素がたくさん盛り込まれていて見応えのある舞台になってると思います」と自信を見せ、「みんな個性が違うので、全キャスト違う魅力で観ていただけると思いますし、ぜひ何回も来ていただいて楽しんでいたけたらと思います」と呼びかけた。
公演は東京・シアタークリエにて6月14日~7月3日。