ナビットは6月14日、「富士山」についての調査結果を発表した。調査は2024年5月、20代~80代の男女1000人を対象にインターネットで行われた。
富士山または富士山周辺にどのような目的で行ったことが最も多いですか?という質問に対し、1番多かった目的は「周辺地域を観光」で44.2%となった。次に多かったのが「登山」で7.1%、続いて「イベント」が1.4%という結果に。
富士山に登った経験はありますか?という質問に対して、「ある」と回答した人は14.4%と少数派だった。一度は登ってみたい富士山だが、なかなか遠いようだ。
富士山の吉田ルートが2024年7月1日から有料化され、事前予約が必須となる。この予約制について、どう思うか質問したところ、「予約システムは良い方法だと思う」と肯定的に捉えている人が59.8%と多数派だった。
有料化については、「良いと思う」という肯定的な意見が50.4%と過半数を超えた。次に多かったのは「通行料金の価格を上げるべきだと思う」という意見で11.9%となった。
次に、「外国人観光客らがコンビニ(ローソン)の屋上に富士山が載っているような光景の撮影をめぐる迷惑行為についてどう思いますか?」という質問をフリー回答で実施したところ、「対策するのはとても難しいと思うが、住んでいる人たちのためにもっと真剣に取り組む必要があると思う。 最終的には警察官が出向いて、交通の妨げになるような危険な行為や大声、ごみ捨てなどにきびしい対応をしてもよいと思う」「マナーを守らない観光客は排除することも致し方ないと思います」「一概に禁止が正しいと思わないので何かほかの方法を考えてもよかったのではないかと思う」との意見が寄せられた。「なし」と回答した人が非常に少なかったのも印象的だった。やはり日本人にとって富士山というのは特別なものだという意識を感じるアンケートとなった。