女優の松本まりかが主演を務めるABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ『ミス・ターゲット』(毎週日曜22:00~)最終回が、きょう16日に放送される。このほど、クランクアップの様子が公開された。

  • 左から上杉柊平、松本まりか (C)ABCテレビ

■松本まりか主演『ミス・ターゲット』最終回

松本まりかがゴールデン・プライム帯連ドラ初主演を飾る今作は、松本扮する結婚詐欺師・朝倉すみれが本気の婚活をはじめ、それを機に巻き起こるジレンマだらけのラブストーリー。すみれと上杉柊平扮する和菓子職人村松宗春、すれ違う二人の恋のゆくえは。すべてを背負い、すみれはある決断を下す。そして宗春もまた、すみれへの想いを胸に、封印していた草餅を再び作り始めるが……。そんな最終話、ナレーションを担当する「ミスター・ゲッツ」ことダンディ坂野が、弥生(筒井真理子)が経営するスナックやよいに来店する。

約3カ月間にわたる撮影を終えて、キャストたちが続々とクランクアップ。すみれ扮する奈々に心酔していた轟役を演じた八嶋智人は、「10代から知っている松本まりかさんが、全身全霊で演じている現場に一緒に立ち会えたことはおじさんとして幸せだなと思います(笑)」とスマイル全開で松本との記念写真を。すみれを見守る弥生役を演じた筒井真理子は「現場に来るのがほんとに楽しかったです」と話し、松本は「あ~、終わってしまった……。大きな愛でした」と少し寂しそうな表情を見せた。

宗春の父であり刑事であった竜太郎役の沢村一樹は「いつも1シーンだけで帰ってしまう僕にはふさわしくないくらい立派な花束をいただき……」と冗談を言い、「毎週作品を楽しみに見ていました」と最後まで現場を和ませてくれるムードメーカーぶりを発揮。宗春に寄り添う謙役を演じた川西賢志郎は「おふたり(松本・上杉と)としばらく会えなくなることと、(謙の衣裳の)このジャージを脱ぐのがこんなにさみしくなるとは思いませんでした」とコメント。すみれを先輩として慕う萌役を演じた鈴木愛理は「本当に勉強になることばかりでした! いち視聴者としてもお二人(すみれ・宗春)のファンで、幸せになれ! と思っていました。」と話し、松本とハグして完走を噛みしめた。

最後に、最終話の「2人だけのシーン」を撮り終え、クランクアップした宗春役の上杉、すみれ役の松本。上杉は「(宗春の)こんなにピュアでまっすぐな役をやるのは初めてだったんですが、この現場にいるみなさんのおかげで作り上げることができました。ありがとうございます!」と、両手を挙げて完走の達成感を味わう。座長としてこの作品を引っ張っていった松本は「クランクインのとき、この現場が楽しいものになればいいなと思いましたが」と振り返り、「本当にこれまででいちばん幸せな現場でした!」と万感の思いを笑顔で語った。そして上杉に対して「あなたとのお芝居はすばらしく楽しかった! 相手役が上杉くんでほんとによかった!」と言い上杉は「そう言っていただけて光栄です! ありがとうございます!」とお互いをねぎらい合った。

【編集部MEMO】最終回あらすじ
朝倉すみれ(松本まりか)と村松宗春(上杉柊平)、互いに想いを寄せ合いながらもすれ違う二人の人生に、玉木萌(鈴木愛理)、轟武蔵(八嶋智人)、村松竜太郎(沢村一樹)らが願う幸せが交錯。そんなすべてを背負い、すみれはある決断を下す。そして宗春もまた、すみれへの想いを胸に、封印していた草餅を再び作り始めるが……。はたして、すみれと宗春はそれぞれの幸せを手にすることができるのか。