自分以外の誰にも存在を知られたくない、「内緒のアプリ」はありますか? 見せたくない写真や動画が入ったアプリ、密かな趣味のためのSNSアプリなどなど、操作しているところを見られるのはもちろん勝手に起動されたらマズいもの、1つや2つあっても不思議はありません。
そのような「内緒のアプリ」を隠すには、ホーム画面に作成したフォルダへたくさんのアプリを移動してページ数を増やし、ページを何度かめくらなければアプリアイコンを発見できない方法や、ホーム画面から削除してアプリライブラリから起動するスタイルに変更する方法がありますが、いずれもアプリアイコンを見つかりにくくするだけで、完全に隠すことはできません。
2024年秋に公開予定のiOS 18では、この問題を完全に解決します。プライバシー機能の強化により、アプリをロックしてコンテンツが表示されないよう保護することが可能になりました。たとえば写真アプリは、Face IDによる認証をクリアしないかぎり、起動して写真やビデオを再生したり、通知やSpotlightに表示したりできないよう設定できます。
アプリを"見えなくする"ことも可能になります。アイコン画像やアプリ名を非表示にしたり、アプリからの通知を受け取らないようにしたりすれば、iPhoneの画面を覗き見られてもアプリの存在がバレてしまうことはありません。
つまり、アプリを内緒にしたければ、iOS 18の公開を待ちアップデートすることが確実です。フォルダの奥深くへアプリを隠すと、使いにくいうえに不自然さも漂いますが、Face IDでロック解除するなど、iOS 18では実用性も考慮されています。人によっては待望の新機能かもしれませんね。