南海電気鉄道と泉北高速鉄道は、日立製作所の「移動制約者ご案内業務支援サービス」を導入した「南海・泉北サポートほっとネット」の運用を7月1日から開始すると発表した。車いす利用等で列車の乗降りに介助を必要とする場合、乗車日前日の18時までウェブで申し込めるサービスとなる。

  • 車いす利用等で介助を必要とする場合、来駅時に駅係員へ介助を必要とする旨の申し出を行う必要がある

これまで、車いす利用者らが列車の乗降りで介助を必要とする場合、駅に着いてから駅係員に申し出る必要があった。「南海・泉北サポートほっとネット」のサービス開始により、今後は乗車日前日の18時までであれば、公式サイトまたは南海電鉄公式アプリで申し込めるようになる。

申込みの際は来駅予定時刻を入力し、駅に到着してから乗車する列車を駅係員に知らせる方式に。これで臨機応変な対応が可能になるという。申込み時に入力した来駅予定時刻や利用区間など、システムを通じて乗車駅・降車駅の駅係員が持つスマートデバイスに自動配信される。

  • 新サービス「南海・泉北サポートほっとネット」の流れ

  • ネットからの申込み画面イメージ

7月1日10時以降、7月2日以降の乗車について申込みの受付開始。申し込める期間は乗車日1カ月前から前日18時まで。乗車日前日18時以降の申込みについては、南海電鉄コールセンターや駅窓口、駅のインターホンで駅係員に申し出る必要がある。