アシロは、「ベンナビ労働問題」にて、部下とのコミュニケーションに関する調査結果を6月6日に発表した。同調査は、2024年5月21日〜22日の期間、20歳以上の男女2,432人を対象に、インターネットを用いて行われた。
上司とのコミュニケーションでよく使用する手段を尋ねたところ、76.3%が「対面」と回答した。次点では13.4%が「チャットツール(Chatwork/Slack/LINEなど)」と回答しており、企業や業界により異なるものの、主に対面でコミュニケーションをとっている人が圧倒的多数であることがわかる。
また、上司とのコミュニケーションが円滑に行われていると感じるか質問したところ、63.1%が「感じる」と回答。36.9%は「感じない」と回答していることから、4割弱は上司とのコミュニケーションに課題があることがわかった。
続いて、上司に不満があるか聞いたところ「まったくない」人は22.8%に留まり、77.2%は上司に不満を抱えていることがわかった。
また、どんな不満があるか尋ねたところ、最多は388人の「指示があいまい」であり、次点は316人の「振られる仕事が多すぎる」だった。
続いて、上司が自分のパフォーマンスに影響すると感じるか聞いたことろ、「とても影響する」(23.7%)、「多少影響する」(36.7%)であり、合計した60.4%は上司が自分のパフォーマンスに影響すると感じていることがわかった。
また、上司とうまくコミュニケーションをとるために、どんなことに気をつけているか聞いたところ、199人が「報連相(報告・連絡・相談)をこまめにする」、183人が「適度な距離感をもつ」と回答。方法は人それぞれながら、なるべく自分のパフォーマンスを発揮できるように、上司とのコミュニケーションをしていることがわかった。
続いて、上司が理由で会社を辞めたいと思ったことはあるか尋ねたところ、66.7%が「ある」と回答。
さらに、辞めたいと思って実際に行動したか質問したところ、39.7%が「実際に退職/転職した」と回答しており、10.5%は「異動をした」と回答した。また、15.3%は「転職活動をしたが実際には転職しなかった」と回答したことから、65.6%は環境を変えるために何らかの行動をしたことがわかった。
また、行動しなかった人に対しては、行動をしなかったのはなぜか聞いたところ、59人が「面倒だったから」と回答し、53人が「我慢できそうだったから」と回答した。