三井不動産は6月29日、賃貸ラボ&オフィス事業「三井のラボ&オフィス」シリーズで関西圏初となる「三井リンクラボ中之島」を、同日にグランドオープンを迎える未来医療国際拠点「Nakanoshima Qross」(大阪市北区)の3~5階にオープンする。
「三井リンクラボ中之島」では、賃貸ウェットラボ区画、実験機器シェア型のウェットラボ「シェアラボ」、オフィス区画等を整備する。 ウェットラボとは、創薬や再生医療等の研究者が液体や気体などを使って実験を行う場所のことを指す。
賃貸ウェットラボは、幅広い研究・実験シーンに対応可能なラボ設計。BSL2対応で、液体や気体などを使った実験が可能。区画ごとに貸室内へ直接給排水・給排気などを配管する。実験専用の排気ダクト、空調室外機等の設置スペースも用意する。
シェア型ウェットラボには、各種実験に必要な汎用機器を備える。入居テナントは併設する共通機器室や細胞培養室を共同で利用できるため、機器購入の初期投資を抑えられるほか、すぐに実験を開始することができる。オフィス区画のサービスオフィスは1名から利用可能。
その他、オープンデスクやコワーキングスペースなども設置。入居者向けの会議室や来客対応にも活用できるMeeting Roomも備える。
「Nakanoshima Qross」2階には、ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン会員は無料で利用できる「LINK-Jコミュニケーションラウンジ」を整備。入居テナントの活発なコミュニケーションを促進する。