mitorizは、「アルコール飲料に関する調査」結果を6月12日に発表した。同調査は2024年4月15日~4月17日の期間、消費者購買行動レポートデータサービス「Point of Buy」の登録会員3,000人を対象に、インターネットを用いて行われた。
アルコール・ノンアルコール飲料で最もよく購入する商品を聞いたところ、最多は「一般的なアルコール飲料」(50.8%)で半数を占めたが「ノンアルコール飲料」(23.5%)と「微アルコール・低アルコール飲料」(17.0%)も合わせて40%を超えており、アルコール度数が低い商品やノンアルコール商品を選ぶ人の比率も低くはない結果となった。
男女別の場合「一般的なアルコール飲料」(+5.4Pt)、「ストロング系酎ハイ」(+2.3Pt)の比率が高く、一方で女性は「ノンアルコール飲料」(+2.9Pt)、「微アルコール・低アルコール飲料」(+2.9Pt)が高い傾向がある。
年代別では男女ともに若い年代ほど「ノンアルコール飲料」「微アルコール・低アルコール飲料」を購入している比率が高く、30代以下は男女共に50%を越えており、年代が高くなるほど「一般的なアルコール飲料」「ストロング系酎ハイ」の比率が上がっていることがわかった。
日頃からお酒を飲む人を対象に「飲酒するシチュエーション」を調査し多ところ、「ひとりでゆっくり過ごすとき」(47.6%)、「食事を楽しむとき」(43.2%)、「リフレッシュ・気分転換したいとき」(38.0%)の順に続いた。よく購入する商品別で見た場合もノンアルコール飲料を選択した以外、全てで「ひとりでゆっくり過ごすとき」がトップにきており、ひとりで飲む派の人が多いことがわかる。
一方でノンアルコール飲料をよく購入している人は「大人数で集まって楽しむとき」(41.6%)や「友人・パートナーと過ごすとき」(30.6%)が上位にきており、普段はアルコールを控えているものの、人と過ごす際に周りに合わせて付き合いなどで飲酒するケースが多いと同社は考える。
また、アルコール飲料の購入時に意識している「商品の表示項目」を調査したところ、92%が「商品の表示項目を意識して見る」と回答しており、特に「微アルコール・低アルコール飲料」(95.6%)、「一般的なアルコール飲料」(92.8%)のユーザーが表示項目を意識していることがわかる。
意識している項目は「アルコール度数」(32.2%)、「酒類の品名」(28.0%)と続き「一般的なアルコール飲料」をよく購入するユーザー以外はアルコール度数への意識が高い様がうかがえる。