insta360は6月13日、服などに簡単に取り付けてFOV撮影(一人称視点撮影)が手軽に楽しめる親指大アクションカメラ「Insta360 GO 3S」(以下、GO 3S)を発表した。圧倒的な小型軽量ボディを維持しつつ、4K/30fps動画の高画質撮影に対応したほか、レンズも使いやすい画角とした。Apple Find Myに対応し、iPhoneの「探す」アプリからカメラの場所を探せるようにしたのもユニーク。スマホでは難しいユニークな動画や写真が撮れるアクションカメラとして、若年層やファミリー層に売り込む。
ラインナップと価格は以下の通りで、いずれもすでに販売中。
製品名 | 価格 |
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Insta360 GO 3S 通常版 64GB | 61,800円 |
Insta360 GO 3S 通常版 128GB | 65,800円 |
Insta360 GO 3S カメラ単体 64GB | 36,800円 |
Insta360 GO 3S カメラ単体 128GB | 41,800円 |
Insta360 GO 3S アクションポッド | 22,800円 |
2023年6月に発売した「Insta360 GO 3」(以下、GO 3)の後継モデル。親指サイズのスティック型ボディや、タッチパネル液晶を備える専用ドック「アクションポッド」に装着できる脱着機構を継承しつつ、画質の向上や撮影機能の向上、防水性能の向上、iPhoneの「探す」ネットワークに対応するなどの改良を施した。おもな改良点は以下の通り。
- 4K/30fpsの高画質撮影に対応(GO 3は2.7K画質)
- レンズを16mm F2.8に変更(GO 3は11mm F2.2)
- 本体の重さはわずか39g(GO 3は35g)、アクションポッドはGO 3と共通
- Dolby Visionに対応し、HDRによりダイナミックレンジが拡大
- スローモーション撮影を強化、1080pでは最大200fps、2.7Kでは最大100fps
- インターバル動画モードを改良、撮影頻度と各クリップの長さを設定するだけで、自動的にカメラの電源が入ってクリップを撮影
- Apple Find Myをサポート、iPhoneなどの「探す」アプリを使用して場所を特定できる
- ケースなしで10mの防水性能(GO 3は5m防水)
- ハンドジェスチャーでリモート操作できる
- 音声操作は日本語に対応
- カメラを充電しながら映像をmicroSDカードにバックアップできる多目的クイックリーダーを別売アクセサリーとして新たに用意
- バッテリー撮影時間は38分(アクションポッド装着時は140分)
- フル充電までの時間は35分(アクションポッド装着時は65分)
Insta360 GOシリーズは、親指のような細長いデザインの超小型アクションカメラ。本体背面にマグネットを搭載しており、付属の磁気ペンダントを服の下に入れれば、服の上からGOを張り付けて容易に固定できるなど、マウントの自由度が高いのが特徴。帽子のつばに固定したり、ペットの首輪に固定したりと、スマホでは難しいユニークな動画や写真が手軽に撮影できる点で支持を集めている。
今回登場したGO 3Sは、フリップ式のタッチパネル液晶を搭載した「アクションポッド」に装着すると一般的なアクションカメラのように液晶画面を見ながら撮影できるGO 3の特徴を継承しつつ、動画の画質を4K画質に向上。さらに、これまで35mm判換算で11mm相当だった超広角レンズを16mm相当に変更し、扱いやすさ重視の設計とした。
ユニークなのは、新たに「Apple Find My」をサポートしたこと。「AirTag」と同じように、iPhoneなどの「探す」アプリを使えば、カメラのありかをiPhoneの画面上で特定できる。どこに置いたか忘れてしまった場合に便利に活用できる。