リーディング・ソリューションは6月4日、「BtoBデジタルマーケティング実態調査」の結果を発表した。調査は2月26日〜28日、BtoB企業勤務の経営者・役員または会社員で自社のデジタルマーケティングに関与している人538人を対象に行われた。
デジタルマーケティングの成果状況についての質問では、年間予算が上がるほど成果を実感している回答者の割合が高い傾向だが、年間予算を1億円以上かけている回答者の「大きく成果が出ている」の割合は16.18%と、年間予算1,000万円〜1億円未満の予算帯と比較すると割合は低かった。一方で、「成果が出ている」まで含めると、最も成果について実感している結果となっている。
成果が出ている施策について聞いたところ、「SEO対策」に対する成果実感については、年間予算が5,000万円以上と5,000万円未満で二極化する結果となった。
また、デジタルマーケティングに関する課題については、予算が1億円未満の企業は、社内に専門知識を持った人材がいないことや、人員リソースが足りていない、最適なパートナーが見つかっていない、といった「人材」の課題に当たっている様子が見受けられる。
対して、予算1億円以上の企業は、「戦略が無い」、「費用対効果が合っているか分からない」と言ったPDCA体制に課題を感じている結果となった。