LINEヤフーは6月10日、普段自宅でビールをどのくらい飲むか、また、好きなブールブランドやおつまみについての調査結果を発表した。調査は2024年5月7日~5月9日、日本全国の20~69歳の男女を対象に(有効回収数4835サンプル)インターネットで行われた。
自宅で「週1日以上」ビールを飲む人は男性が38%、女性が23%
発泡酒や第三のビールを除いて、普段自宅でビールをどのくらい飲んでいるか聞いたところ、全体では、自宅で「ビールは飲まない」という人の割合は37%となり、飲む頻度に関わらず、ビールを飲む人は63%いることがわかった。
ビールを飲む人は、男性が7割超、女性が5割超と、男性のほうが割合が高くなった。また、「週1日以上」(「ほぼ毎日飲む」「週4~5日飲む」「週1~3日飲む」の合計)は、男性が38%、女性が23%となり、飲む頻度も男性のほうが高い割合だった。
年代別にみると、「ビールは飲まない」という人の割合は、若年層ほど割合が高くなり、20代では5割超となった。飲む頻度では、すべての年代で「月に1日以下」が最も高い割合となり2割超だった。年代が上がるほど自宅でビールを飲む人の割合が高く、飲む頻度も高くなる傾向がみられた。
グラフにはないが、男女別にみると「週1日以上」は、40代以上の男性で4割超~5割弱の高い割合に対し、20代男性では2割強だった。一方、40代以下の女性では1~2割程度と低い割合となり、50代以上の女性では3割となった。2021年8月度の調査で、20代では「ビール/発泡酒/第三のビール」 が4位となっており、「チューハイ・サワー」、「梅酒・果実酒」など、ビール以外のアルコールのほうが上位となっていた。
好きなビールのブランド、全体1位は「アサヒ スーパードライ」
自宅でビールを飲む人に、好きなビールのブランドを聞いたところ、全体1位は「アサヒ スーパードライ」で4割弱だった。すべての年代でも1位となった。
全体2位は「キリン 一番搾り」で3割弱、3位以降は「サントリー ザ・プレミアム・モルツ」「ヱビス(YEBISU)」「サッポロ 生ビール黒ラベル」と続いた。「アサヒ 生ビール(マルエフ)」や「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」、「キリン 晴れ風」などここ数年以内に発売開始されたブランドもTOP10に入っている。
男女別では、全体的に女性よりも男性のほうが各回答の割合が高くなっていた。年代別にみると、「アサヒ スーパードライ」「キリン 一番搾り」は、年代が上がるほど割合も高くなる傾向がみられ、特に男性の40代以上では3~4割台と高くなっていた。「キリン 晴れ風」は、男性よりも女性のほうがやや高くなっており、特に30~50代の女性でほかの年代に比べて高めの割合となっていた。また、30~40代では「アサヒ 生ビール(マルエフ)」が5位となり、男女差はほとんどなかった。20代では「好きなブランドがない」と回答した人の割合がほかの年代よりも高くなっており、20代女性では2割超となった。
ビールに合う、おつまみメニューは?
自宅でビールを飲む人に、菓子類は除いて代表的なおつまみメニューの中から、ビールに合うメニューを聞いた。全体のTOP3は「唐揚げ」「焼き鳥」「枝豆」で、それぞれ5割超の高い割合だった。4位以降は「餃子」「フライドポテト」が続く。6位の「ソーセージ」は特に男性に人気があり、女性と9ポイント差となった。そのほかにも、男性のほうが高い割合となったのは「唐揚げ(鶏、イカ、たこなど)」「焼き鳥」「たこわさ」「冷奴」で、女性のほうが高い割合となったのは「チーズ」だった。
年代別にみると、20~40代の1位は「唐揚げ」となり、50~60代では「枝豆」が1位となった。また、「フライドポテト」は30代・50代で4割超と高く、「ナッツ」は50~60代で高く3割超だった。「卵焼き・だし巻き」は30代女性で3割弱の高い割合だった。「冷奴」「ポテトサラダ」は、50~60代の男性で高めの割合だった。若い年代と比べて、上の年代ほどビールを自宅で楽しんでいる人が多く、枝豆やナッツなど、素材そのままのおつまみが人気だった。