ユーグレナは、「汗をかきやすい遺伝子タイプが多い都道府県ランキング」を6月6日に公開した。同調査は2024年5月、「ユーグレナ・マイヘルス 遺伝子解析サービス」、「ジーンクエストALL」の利用者のゲノムデータ57,449人分を対象に行われた。
今回の調査では、「汗をかきやすいタイプ(遺伝子型:GG)」に該当する人の割合を都道府県ん出生地)別に算出し、数値化した。
上記の解析結果より、「汗をかきやすい遺伝子タイプ」の人の割合が相対的に高い都道府県は、1位「秋田県」、2位「沖縄県」、3位「山形県」となり、1位の「秋田県」(24.83%)と47位の「香川県」(15.07%)では、約10%の差があった。
今回の調査で遺伝子解析項目「汗のかきやすさ(SNP:rs10192375)」に対して、日本人における遺伝子型の割合は、「汗をかきやすいタイプ(遺伝子型:GG)」が20.6%、「一般的なタイプ(遺伝子型:AG)」が49.4%、「汗をかきにくいタイプ(遺伝子型〆AA)」が30.0%だった。
また、世界の地域別(人種別)では、「汗をかきやすいタイプ(遺伝子型:GG)」に該当する割合が高い順に、アフリカ集団(29.9%)、ヨーロッパ集団(22.6%)、ラテンアメリカ集団(20.4%)、アジア集団(18.7%)となった。気温が高い地域のアフリカ集団は、日本人を含むアジア集団と比べると10%以上の差があり、汗をかきやすい遺伝子タイプが多いということが分かった。