トヨタ「ルーミー」の新型が気になる!特徴やグレードを徹底解剖

ルーミーは、2016年からトヨタが販売するコンパクトハイトワゴンです。小さな子供がいるファミリーをはじめ、免許取りたての方、現役を引退し夫婦二人でカーライフを楽しみたい方など、幅広い層に人気があるモデルです。

ルーミーの魅力やグレードごとの特徴、中古車の価格相場までルーミーについて詳しく解説します。

なお、ルーミーは近々モデルチェンジが行われるという話も聞こえてきますが、噂の域を出ず、詳細は明らかになっていないことから、ここでは最新モデルである現行型について取り上げます。

ルーミーは、普通車でありながら取り回しの良さが特徴

ルーミーのグレードには、4種類が設定されている

ルーミーは、新車で156万6,500円からとなっている

トヨタ「ルーミー」新型はここがメリット!特徴3ポイント

ルーミーはトヨタの自社生産モデルではありません。ダイハツ「トール」のOEM供給を受けてトヨタが販売する車種であり、トールは兄弟車といえる存在です。

ルーミーの魅力について、3つに分けてご紹介します。

特徴1:軽自動車顔負けの扱いやすさ

コンパクトカーと一言でいってもさまざまなタイプがあり、ルーミーは普通車最小クラスといえる大きさで、軽自動車よりも一回り大きい程度のサイズ感の車です。

最小回転半径は4.6~4.7mであり、軽自動車に匹敵する小回り性能を誇ります。Uターンや駐車がしやすいほか、狭い路地が多い街中でも楽に取り回せます。

軽自動車感覚で運転できるので軽自動車から普通車への乗り換えを考えている方や、大きな車の取り回しに自信がない方、運転が苦手な方などにおすすめです。

また、アイポイントを高く設定しているので、視界が広く安心して運転できます。

特徴2:使い勝手が良く、余裕のある室内

ルーミーはコンパクトハイトワゴンであり、コンパクトなボディサイズでありながら広い居住空間を誇るモデルです。

室内長は2,180mmを確保しており、後席の足元空間にも余裕があります。また室内高は1,355mmあるので、小さな子供であれば立ったまま着替えができるでしょう。

呼応席は別々にスライドすることが可能な6:4分割可倒式のリアシートを採用しています。スライド幅は最大240mmで前後にスライドできるので、乗員の人数、または荷物の大きさに合わせて幅広いアレンジが可能です。

リアシートをダイブインして格納すると、広い荷室空間を確保でき自転車を2台積み込むこともできます。

また、横移動や前後席間の縦移動など、車内での行き来がしやすい「フロントシートウォークスルー」を採用しているのもファミリーにうれしいポイントではないでしょうか。

特徴3:便利かつ快適に過ごせる工夫が満載

快適装備が充実しているのもルーミーの魅力のひとつです。パワースライドドアはワンタッチで開閉できることに加え、予約しておけばキーを持ってドアに近付くだけでドアが解錠、オープンする機能もあるので、子供を抱っこしていたり、荷物で両手がふさがっていたりしてもスムーズに乗り降りが可能です。

そのほか、直射日光を遮る、着替え時の目隠しなどにも役立つ格納式リアドアサンシェード、スーパーUVカット・IRカット機能付グリーンガラスなど、快適性を高めてくれる装備も満載です。

オプションで「ナノイーX」や、スマートフォンと連携して利便性を大幅に高めてくれる「9インチディスプレイオーディオ」などを追加することもできます。

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トヨタ「ルーミー」新型のグレードをチェック

ルーミーのグレードは大きく「X」と「G」に分けられます。「Gにはさらにターボエンジン搭載モデルと、カスタムタイプが設定されています。

それぞれのグレードについて、見ていきましょう。

 ベースグレードの「X」グレード

基本となる「X」は、必要最低限のものに装備を絞ることで、買いやすい価格を実現しています。パワースライドドアは助手席のみ搭載で、運転席側は手動のスライドドアです。

また、ヘッドランプはハロゲン、エアコンはマニュアル式など、上位グレードと比較するとグレードダウンしている装備もあります。

インテリアには加飾類がほぼ使用されるシンプルな仕上げで、助手席シートアンダートレイ、助手席シートバックポケットなどが省かれます。

上位グレードの「G」と「G-T」グレード

上位グレードにあたる「G」は、両側パワースライドドア、オートエアコン、マニュアルレベリング機能付のLEDヘッドランプなどが標準装備になります。

「G-T」はターボエンジンを搭載するグレードで、エンジン以外の装備内容についてG」と大きな差はありません。

 スタイリッシュな外見の「カスタムG」と「カスタムG-T」グレード

「カスタムG」「カスタムG-T」は、装備内容はそれぞれのベースモデルである「G」「G-T」とほぼ変わりませんが、専用のエクステリアを採用し、存在感のあるスタイルが持ち味のグレードです。

エアロ一体型のフロントカラードバンパー、メッキフロントグリル、専用デザインのメッキフロントフードガーニッシュなどを装着しています。

インテリアにおいてもメッキ加飾やシルバー加飾をあしらい、上質感を高めています。

トヨタ「ルーミー」の新型と中古車の販売価格はいくら?

ルーミーの新車販売価格と、中古車の相場感を確認してみましょう。

トヨタ「ルーミー」新型の販売価格

ルーミーの新車の販売価格は、以下のとおりです。

X 2WD:156万6,500円

X 4WD:174万2,500円

G 2WD:175万3,500円

G 4WD:192万9,500円

G-T 2WD:187万4,500円

カスタムG 2WD:192万4,000円

カスタムG 4WD:210万円

カスタムG-T 2WD:205万6,000円

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※2024年5月31日時点の金額

トヨタ「ルーミー」の中古車の販売価格

ルーミーは2020年にマイナーチェンジを受けています。ここでは、マイナーチェンジ前の前期モデルとマイナーチェンジ後のモデル、年式の新しいモデルについて中古車市場の相場をご紹介します。

2017年式(マイナーチェンジ前):70~150万円

2021年式(マイナーチェンジ後):110~190万円

2023年式:130~190万円程度

※2024年5月31日時点の相場

ルーミーは手軽に扱える、使いやすい1台

ルーミーは、近年人気の高い軽スーパーハイトワゴンのような感覚で使用できるコンパクトカーです。大きすぎないサイズ感でありながら室内が広い点が特徴です。

スライドドアを搭載したモデルが欲しい方や、5人乗りの車を探している方におすすめです。

※この記事は、2024年6月時点の情報で制作しています