ユーグレナは6月6日、「汗をかきやすい遺伝子タイプが多い都道府県ランキング」を公開した。同ランキングは、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービス利用者5万7,449人のゲノムデータをもとに調査・算出した。
同調査では、夏本番を前に、熱中症と密接な関係がある汗に注目し、たくさん汗をかく体質かどうかについての項目「汗のかきやすさ(SNP:rs10192375)」を解析し、「汗をかきやすいタイプ(遺伝子型:GG)」に該当する人の割合を都道府県(出生地)別に算出し、数値化した。
その結果、『汗をかきやすい遺伝子タイプ』の人の割合が相対的に高い都道府県は、「秋田県」(24.83%)が1位に。次いで、2位「沖縄県」(24.49%)、3位「山形県」(23.17%)、4位「島根県」(23.03%)、5位「福井県」(22.51%)、6位「岐阜県」(22.35%)、7位「熊本県」(21.92%)、8位「山口県」(21.70%)、9位「鳥取県」(21.60%)、10位「愛知県」(21.50%)と続いた。
一方、『汗をかきやすい遺伝子タイプ』の人の割合が最も低かったのは、「香川県」で15.07%。1位の秋田県(24.83%)と比べて、10%近く低かった。なお、46位は「徳島県」、45位は「岡山県」だった。
今回の調査によると、遺伝子解析項目「汗のかきやすさ(SNP:rs10192375)」に対して、日本人における遺伝子型の割合は、「汗をかきやすいタイプ(遺伝子型:GG)」が20.6%、「一般的なタイプ(遺伝子型:AG)」が49.4%、「汗をかきにくいタイプ(遺伝子型:AA)」が30.0%。
また、世界の地域別(人種別)では、「汗をかきやすいタイプ(遺伝子型:GG)」に該当する割合が高い順に、「アフリカ集団」(29.9%)、「ヨーロッパ集団」(22.6%)、「ラテンアメリカ集団」(20.4%)、「アジア集団」(18.7%)となった。