台湾観光庁と京浜急行電鉄は7日、台湾観光特別ラッピング電車「ビビビビ! 台湾号」の運行を開始したと発表した。京急電鉄の1000形1編成(1025編成)を使用し、車体側面に配した「台湾」のロゴが目を引く外観に。車内も台湾一色に彩った。
「ビビビビ! 台湾号」の名称には、台湾の「美景」(景色の良さ)、「美人」(人の良さ)、「美食」(食の良さ)、「美質」(質の良さ)という4つの「ビ」の意味が込められた。日本の玄関口である羽田空港のアクセスを担う京急電鉄の電車を使用し、台湾の魅力発信と観光需要促進を目的に特別ラッピング電車を運行。今年4月に台湾で発生した地震の復興支援として、京急電鉄が全面的に協力し、特別ラッピング電車をはじめ観光プロモーション等の取組みを進めるとしている。
車体側面に「台湾」の文字をデザインしたほか、車内も魅力あふれる台湾の名所・名物等の写真をデザインしたポスターでジャックし、台湾旅行へのモチベーションを高める内容とした。中吊りポスターは「パイナップルの実」「茶葉」「蘭の花」をモチーフにした「台湾」のロゴをあしらい、窓上ポスターで旅行代理店等がおすすめする観光名所(17種類×3色、全51種類)、ドア横ポスターで各航空会社がおすすめるする見どころ(10種類×3色、全30種類)を紹介している。
運行開始を記念し、6月7日に品川駅で出発式を開催。安全な運行と台湾観光の盛り上がりを祈念したという。今後、台湾観光庁と京急電鉄は連携を強化し、台日観光交流人口の拡大に取り組むとしている。「ビビビビ! 台湾号」の運行予定は京急電鉄オフィシャルサイト「KEIKYU WEB」にて、翌日の行路を前日14時頃に更新予定。都合により当日の運行予定が変更となる場合がある。