お店をはじめてまだ間もないにもかかわらず、すでに多くの常連さんが通うという『ANBOS COFFEE ROASTER(アンボス・コーヒー・ロースター)』。
「南町に素敵なコーヒー店ができたんだって!」と身近でも話を聞いていて、気になっていました。
早速おいしいコーヒーを目指し、南町へとでかけました。
素敵な空間で味わう至福の一杯
カウンターとテーブル、合わせて10席の店内。
落ち着いた空間にはコーヒーのいい香りが漂っています。
常連さんがコーヒータイムを楽しんでいらっしゃる中、優しい雰囲気のオーナーご夫婦があたたかく迎えてくれました。
人気メニューを伺うと、断トツNo.1はハンドドリップコーヒーとのこと。
おすすめの「アリーチャ 浅煎り」(エチオピア)をお願いしました。
注文を受けてからグラインダーで豆を挽き、可愛い陶器のドリッパーでゆっくりと抽出してくれます。
お湯を注ぐとぷくっと豆がふくらみます。
実はわたし、スペシャリティコーヒーをいただくのが人生で初めてなんです。
期待と緊張のなか一口いただくと、フルーティーな香りが口いっぱいに広がり、衝撃を受けました。
「これがコーヒー!?」これまでのコーヒーの価値観が変わるほどの感銘を受けました。
一緒に出していただいたナッツも絶品!甘くキャラメリゼされていて、コーヒーとの相性が抜群です。
ナッツはコーヒーのサービスですが、単品購入したいという方が後を絶たないというのも納得の美味しさでした。
自家焙煎のスペシャリティコーヒー
店内には、コーヒー豆が常時15種類ほど揃えられています。
扱っているのはすべて、品質や産地など厳しい基準をクリアした"スペシャリティコーヒー"です。
コーヒーの種類に詳しくなくても、好みや飲み方を伝えると、ぴったりの豆をチョイスしてくれます。
自宅にコーヒーミルのない方は、ドリップパックも販売されていますのでご安心ください。
豆を焙煎して欲しいという場合は、事前の予約をおすすめします。Instagramからご連絡ください。
小田原を選んだ理由「すべては縁」
もともとは東京で暮らしていらしたオーナーご夫婦。
料理人・インテリアデザイナーとして、ご夫婦共に活躍されていましたが、定年後第二の仕事として選んだのがコーヒー店でした。
二人とも元々コーヒーが好きで、カフェ巡りをしたり、コーヒー講座を学ばれたりしていたそう。
小田原に通いながら、間借りでお店を始めてから1年。
お料理は旦那さま、内装は奥さまが。それぞれ得意分野の知識と経験を活かし、お店を作り上げました。
最終的に小田原へ移り住むことを決めたのは、この物件との出会いと、間借りのお店に足繁く通ってくれた人との縁があったから。
色々な出会いが重なり、今もそのご縁を大切にお店を続けていらっしゃるそうです。
コーヒーだけではないANBOSの魅力
ANBOS COFFEE ROASTERでは、コーヒー以外のメニューも時間ごとに提供されています。
・モーニングタイム(open〜10:30)
コーヒーと共に、ベジタブルスープやパンがいただけるANBOSプレートを用意しています。デザートは朝から注文OK!
・カフェタイム(10:30〜close)
フレッシュサルサドックとパニーニを提供しています。16時からはアルコールとおつまみも楽しめます。
元料理人が作る特製フードメニューだけあって、「実はとっても人気なんです」と奥さまがこっそり教えてくれました。
私が気になったのは店頭で販売されていたこちらのマグ。
キャンプや登山がお好きで、外でもコーヒーを楽しめるグッズとして作られたそう。ロゴとカラーがとっても可愛いです!
お客さんのニーズによりそったお店づくり
店頭では、テイクアウトでのご注文も承っています。
わんちゃん連れの方は、外のベンチでゆっくりどうぞ。
今後、お店の前にテイクアウト専門のキッチンカーを出すことも検討中です。
オープンからまもなく半年。これからお店をどんなかたちにしていこうかと、ご夫婦で構想中だそうです。
お客さんを大切にされて、すっかり地元に溶けこんでいるお二人。あたたかな雰囲気に、とても癒されるお店でした。
南町でゆっくりおいしいコーヒーを楽しみたい方は、ANBOS COFFEE ROASTERへぜひお立ち寄りください。
店舗情報
【ANBOS COFFEE ROASTER】■〒250-0013 神奈川県小田原市南町2丁目1−6■営業時間:月・水・木 9:00~18:00/金・土 9:00~20:00/日・祝 8:00~18:00■休業日:火曜日+不定休※営業状況はInstagramで発信しています。