読売テレビ・日本テレビ系日曜ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』(毎週日曜22:30〜)が7月7日にスタートする。
主演は成田凌
原作は講談社「マガジンポケット」で連載中のマンガ『降り積もれ孤独な死よ』(原作・井龍一、漫画・伊藤翔太)。ひと気のない一軒のとある屋敷で13人の子供の白骨死体が見つかった、通称・灰川邸事件から、物語は動き出す。
同作の主人公であり、事件の真相を追う刑事・冴木仁(さえき じん)を演じるのは、成田凌。めったに事件の起きない山梨の富士山北警察署に勤務する刑事だが、通報を受けて駆け付けた屋敷で子供たちの白骨死体と謎のマークを発見する。事件を捜査するうちに、冴木の生き別れた弟が容疑者の関係者として浮上することに。
冴木の前に現れた謎の女性・蓮水花音(はすみ かのん)を演じるのは吉川愛。かつてこの屋敷で暮らしていたという彼女は、屋敷の持ち主で事件の容疑者・灰川十三(はいかわ じゅうぞう)を“父“と呼び、灰川は「犯人ではない」と主張。冴木と共に事件の真相を追う。そして、事件の容疑者・灰川十三を演じるのは、小日向文世。灰川邸事件の発覚後、姿をくらまし、事件の容疑者とされるが、灰川と子供たちの関係はいかに。
また、今回の発表に合わせ、物語のカギとなる「謎のマーク」をあしらった3ショットビジュアルも公開された。
キャスト・原作者・プロデューサーコメントは以下の通り。
成田凌
やる気満々です。素晴らしすぎる原作で、プレッシャーは相当ありますが、原作とはまた違った面白さを感じていただけるよう、最高に楽しんでいただけるよう、スタッフ、キャスト全員で毎日を丁寧に、士気高く、頑張っています。スタッフやキャストの溢れるほどの熱で、暑い熱いあっつい夏になりそうです。 日曜の夜が楽しみになりますように。本当に見てほしい!
吉川愛
蓮水花音を演じます、吉川愛です。本作を実写化するにあたって原作を読ませていただきました。読む手が止まらず、一瞬で読み終わってしまいました。こんなにも大胆で、かつ繊細で、面白い作品に携わることができて、嬉しさと緊張が高まっています。花音の纏う雰囲気、何を本当は考えているのか分からないようなミステリアスさ、そんな彼女を演じきることができるのか、少し不安です。でも、花音の強さや弱さを私なりに読み取って、精一杯演じたいと思います。
小日向文世
台本を読んだ時点でとてもミステリアスな、ちょっと不気味な感じの印象がありました。灰川には『もしかしたら子供たちを集めて罪を犯すんじゃないか』という匂いもあり、どういう人物像なのかが非常に謎めいています。子供たちとのシーンや回想シーンが多く、なんとも言えない独特な感じなので、監督と灰川の表情や動きを確認しながら演じています。一話から一気に急展開していて、おもしろく、引き付ける力のある本だと思いました。できるだけたくさんの方に見て頂き、興味深く最後まで応援していただける作品になればと思います。
原作者・井龍一氏
今回は実写ドラマ化に際し、原作が未完結という事もあり思う存分にオリジナルの展開にして下さいとこちらの方からもお願い致しました。制作陣の方にとってはチャレンジングな事だったと思いますが、企画から脚本までを拝見した限りとても原作にリスペクトを持って、より面白いものを作るぞという意気込み&熱量が感じられる内容になっていると思います。何より物語の根幹に関わるテーマはちゃんと引き継がれていますし、正直このネタ原作でも使えないかなぁという箇所もチラホラあります。主演の成田凌さんをはじめキャストも素晴らしい方々に集まって頂きました!ドラマ版「降り積もれ」楽しみしかありません。皆様にも、これを機会に原作漫画も手に取ってもらってドラマとの違いを見比べながら、2 度、3 度と楽しんで頂けたらと思います。
中山喬詞プロデューサー(読売テレビ)
真夏の夜に降り積もる謎。胸が高鳴るのは僕だけでしょうか。手前味噌ですが、今までにないドラマになると確信しております。原作の井龍先生、伊藤先生から預かった大切な大事な作品。「ドラマ楽しみにしていますね」これ以上のメッセージはありません。いつも背中を押していただく温かい言葉をいただき、ようやくここまで来ました。キャストとスタッフ一同、全力で挑んでいきます。13 人の子どもたちの白骨死体が見つかるという凄惨な事件から始まる物語ですが、けっして暗いだけの話ではありません。ただのサスペンスでもありません。ただの考察モノでもありません。一言では表せない、そんなドラマです。
主演の成田さん、相当の覚悟と想いです。陰に秘めた凄まじいエネルギーが溢れ出しています。吉川さん、ミステリアスで謎めいていて、最高に魅力的です。小日向さん、とにかく不気味で、形容の仕方が見つかりません。それほどの強固な力が結集したこのドラマに、皆さんに少しでも触れていただきたい。過去と現在が交錯しながら進んでいく謎に包まれた事件の真相、様々な十字架を背負った登場人物たちの秘めたる想い……荒々しくも丁寧に、最後の最後までみんなで繋いでいきます。七夕の夜、7 年の時を経て、錆びた歯車が動き出すー
(C)井龍一・伊藤翔太/講談社 (C)ytv
【編集部MEMO】イントロ
13人の子どもたちの白骨死体が見つかった、通称“灰川邸事件”。現場に残された謎のマークが、7年の時を経て、再び姿を現す。不可解な共同生活、 “父”と呼ばれる容疑者、事件の6人の生存者、幾重にも隠された真実。降り積もる謎が予測不能な結末へ誘う、ヒューマンサスペンス