無性にドーナツが食べたくなることってあるよね。そんなときはやっぱりマスドでしょ。マスド、マジでウマいからな〜。あれが200円台で食べられるなんておかしいでしょ、マスド。
えっ……?「それを言うならミスドだろ」って? いえいえ、マスドですよ? ミスドのマスドですよ? ミスタードーナツのマスタードーナツですよ?
何やらややこしい感もあるけど、きっとすぐ日本中に浸透するであろうマスドの魅力を実食レポとともにご紹介しよう。
ドーナツをマスターしすぎ! ミスドのマスドがウマすぎる
アメリカ発祥のドーナツチェーン「ミスタードーナツ」。日本ではドーナツ界の天下を手中に収めているといっても過言ではないほどの人気度を誇るが、ぶっちゃけ、天下獲りすぎ。コンビニがドーナツ市場に参戦した結果あっさり敗退したことも記憶に新しいが、ちょっとミスドには勝てないでしょ〜。
コラボ商品は毎回バズってるし、祇園辻利とコラボした抹茶系ドーナツやGODIVAとコラボしたチョコレート系ドーナツは本当にレギュラー化を切望したほど。まぁオールドファッションを始めとしたレギュラーメニューもウマいし、四川担々麺や汁そばなど、しょっぱい系の飲茶メニューもまた絶妙なんだよな。
それでは肝心の「マスドって何だ?」という話に戻るが、これはミスドが「まだ誰も見たことのない新しいドーナツのおいしさに出会いたい」との想いで生み出した新カテゴリー。ロゴも新たに開発するほどの力の入れようである。
その第1弾が、このたび新開発したチーズドーナツ生地を使った「マスタードーナツ フロマージュ・ド」で、6月12日から期間限定で販売スタートとなる。
6日に行われた記者発表会で登壇した商品開発部の吉田安幸部長はマスタードーナツについて、「ドーナツの可能性を追求し、 今までにない新たな食感や組み合わせなどのおいしさを作り出す新シリーズとして提供、提案したいと思います」と強調。“マスター”に込めた意味について、「ドーナツに関して“熟達”し、フライ技術を自由に使いこなすことを意味します」と説明した。
商品開発部の鈴木美樹室長は、「実は、チーズを練り込んだドーナツの開発は、 歴代開発担当者が試作・開発を続けていました。長年、試行錯誤をした結果、 本日念願の発表会を迎えることができました」と明かす。
また、マスタードーナツのキーワードは「新食感」であるとし、「今回誕生したマスタードーナツ フロマージュ・ドのチーズドーナツ生地は、独自のフライ製法により外側がさっくり、内側がしっとりするように仕上げています。他にない新たな食感で、特に生地の内側のしっとり感の実現には苦労しました」と振り返る。
「当初目指していた生地の配合では、重たく口どけの悪いドーナツになってしまったのですが、ミックス粉とチーズクリームの配合バランスの研究を重ね、さらに起泡性の乳化剤などを使用することで、まるでスポンジのようなドーナツ生地が完成しました。
また、なめらかな口溶けの良さを再現するために、粉の選定や粒度の細かい米粉を使用。練り込み用のチーズクリームはクリームチーズ、マスカルポーネチーズ、ゴーダチーズの3種類を選定したことで、しっとり感を維持することが可能となりました」
マスドの「マスタードーナツ フロマージュ・ド」を実食!
あのミスドの開発担当者がここまで言うのだ。期待が膨らむばかりである。むしろ、ハードル上げすぎてない? と若干心配になるが、そんな心配は杞憂に終わる。ということで、実食!
①「フロマージュ・ド オリジナル」(231円)
「マスタードーナツ フロマージュ・ド」のなかでは最もベーシックなタイプにあたる「フロマージュ・ド オリジナル」。ツヤツヤしているのはアプリコットナパージュで、ナパージュとはお菓子の表面に塗るジュレ上のフィリングとのこと。
実際に食べてみると……おお〜、マジでサクッとした食感と、ふわ〜っとした触感が絶妙なバランスで融合している。これは確かに新食感かも! 外側は結構しっかりめ、内側はなめらか。チーズ感は思ったほど強くなく、オールドファッションの超高級版といったイメージである。チーズの爽やかな酸味やアプリコットの華やかな甘みも感じるけど、やっぱり生地の個性に強烈に惹かれてしまう。ウマい!
②「フロマージュ・ド ダブルクリーム」(264円)
「フロマージュ・ド ダブルクリーム」は、通常のホイップクリームのほかに、クリームチーズとマスカルポーネチーズ、ゴーダチーズの3種のチーズホイップを使用したダブルクリーム仕様のドーナツである。
この味わいの違うダブルのクリームが重層的でめっちゃウマい……。ルックスもいいし、ダブルクリームが絡むことでチーズドーナツ生地も一層まろやかに感じる。「甘美」って、こういうドーナツのためにある言葉なのでは?
③「フロマージュ・ド ティラミス」(275円)
こちらはまさにティラミスのごとく生地内にエスプレッソフィリングをサンドした変わり種。上に乗っているのはチーズホイップである。
この苦みのあるココアパウダーとチーズホイップ、そしてチーズドーナツ生地のマリアージュは結構ガチ目のティラミス! そりゃそうだ。チーズ生地でココアでチーズホイップだもん、ティラミス感も出るわ。ほろ苦さで甘みが中和されているので、甘すぎるのが苦手な人でも美味しく食べられる逸品に仕上がっている。
④「フロマージュ・ド ブルーベリー」(264円)
ラストは「フロマージュ・ド ブルーベリー」。チーズホイップの上にトッピングされたブルーベリーソースが華やかな印象を放つ。
実際に食べてみると、やはり見た目のとおり煌びやかな味わい。ブルーベリーの甘酸っぱさとチーズの甘酸っぱさが融合し、「フロマージュ・ド」のシリーズの中では一番さっぱり&爽やかに食べることができる。例えるなら、ヨーグルトを彷彿させる爽快感といったところか。
なお、全4種のドーナツをオリジナルボックスでまとめてテイクアウトできる「フロマージュ・ド 新食感 体感セット」(1,014円)も数量限定で販売されるらしい。ミスドファンはこちらも必見。
ミスドが公式にマスタークラスと認める新カテゴリー。ミスドの本気を見てみたい人は、マストで店頭へ行くべし!