ハルメク 生きかた上手研究所は、「仕事・ボランティアに関する調査」の結果を2024年6月5日に発表。同調査は2024年3月29日~4月1日の期間、50~79歳の全国のハルトモ(ハルメクのモニター組織)女性501名を対象にインターネットにて実施したもの。
50代〜70代の就業率は全体で48.1%だった。年代別にみると「50代」(74.7%)が最も高く、次いで「60代」(54.9%)、「70代」(15.9%)と続いた。
また、幸福度を就業有無別に比較すると、就業者(7.6点)よりも非就業者(7.94点)が約0.3ポイント上回る結果に。
現在の仕事の不満点については、「給与額、収入」の項目がいずれの年代も最多に。年代別にみると、50代(40.5%)、60代(31.0%)、70代(36.4%)だが、50代は特に「仕事量」「仕事内容」に対する不満も60代に比べて約10ポイント高いことが判明した。
現在就業中の241名に今後いつまで働いていたいかを尋ねると、「65歳を超えても働きたい」との割合は86.7%だった。また、9.5%が「死ぬまで働きたい」と回答した。
仕事をする理由については、全体で「社会との関わりを得たいから」(50.7%)、「人とのコミュニケーションを得たいから」(38.5%)、「仕事を通じて自分が役立っていると実感できるから」(37.9%)との結果に。
「老後の資金を確保したいから」(27.7%)は9位、「日々の生活費を得たいから」(26.3%)は11位と、給与を得ることよりも、上位にランクインした項目や「喜びや充実感を得る」「仕事を通じて学びを得る」など社会とのつながりを重視している傾向がみられた。
現在のボランティアの活動実施率は50.9%で、実施している内容については「募金・収集」(34.5%)に次いで、「子育て支援」(14.9%)、「シニア支援」(14.1%)と続いた。
現在ボランティアを実施、または実施意向のある345名に、ボランティア活動を行う・行いたい理由について尋ねたところ、トップは「社会に対して貢献したいと思うため」(42.0%)だった。次いで、「社会との関わりを得たいから」(38.6%)、「活動を通じて自分が役立っていると実感できるから」(31.9%)などの意見があがった。