もうじきアジサイが見ごろを迎える観光名所・長谷寺をはじめ、世界のゲストを魅了するスポットが点在する長谷エリア。それに伴ってか、このエリアには感度の高い大人に向けた飲食店も多く集まっています。なかでもひと際個性が光るお店がこちら。
スリランカ出身のシェフ・アッセーラさんが作るカレーがいただける「LIGHT HOUSE(ライトハウス)」です。
ウッド調で落ち着いた雰囲気の店内には、ランプやテーブルウエアなど味わいあるインテリアがずらり。南アジア特有の幻想的なヒーリング音楽が天井高の空間に優しく響きます。
それはまるで現地を旅しているような感覚に。おいしいものに目がない人はもちろん、旅好きな人やスリランカを旅した経験を持つ人も多く訪れるのだそう。
オープンはお昼の時間帯のみ(11:30〜17:00)で、カレーが売り切れ次第閉店です。特にランチタイムは満席になることが多いので、時間に余裕を持って来店することをおすすめします。
「ライトハウス」がオープンしたのは、2022年の12月。
同エリアでイタリア料理店「Ocean harvest Cocomo(ココモ)」を営むオーナーの中山さんが、サーフトリップで訪れたスリランカに興味を深めていた時期に、日本に留学していたスリランカ人のアッセーラさんと出会ったところからお店の構想が始まりました。
レシピのベースとなるのは、アッセーラさんが実家で食べていた“お母さんのカレー”の味。さらに二人でスリランカを訪れ、アーユルベーダを基軸とした食文化とスパイスをはじめとする食材について探究しました。
厳選した17種類のスパイスとハーブを用いてローカルらしさを再現しながらも、日本人が食べやすいアレンジを施し、「ライトハウス」オリジナルのカレーが誕生したのだといいます。
スリランカカレーは、肉や魚のカレーと豆や野菜のカレー、サラダのような副菜とライスがワンプレートにまとめられていることが一般的。
取材日のメニューは
「スペシャルスリランカカレープレート2種盛り(Fish&Chikien)税込2,000円」
□フィッシュカレー(ブリ)
□チキンカレー
□バスティマスライス
□ダルカレー(豆のカレー)
□本日の野菜カレー(かぼちゃのカレー)
□カトゥレット(サバのコロッケ)
□ココナッツサンボル
□野菜のおかず2種類(ゴーヤサラダ、にんじんサラダ)
□パパダン
魚や野菜のセレクトは、季節の旬や仕入れ状況によって変わります。魚はブリ、ワラサ、スズキ、イナダなど、野菜はカボチャ、ダイコン、インゲン、ビーツなどが登場(ちなみにベジタリアンカレーやお子様カレーの用意もあります)。
上に乗っている豆粉のおせんべい・パパダンをばりばりと崩し、カレーとおかずとライスをミックスさせて、いただきます。
もちろん一品ずつ口に運んでも美味しいのですが、それぞれの料理がスプーンの上で掛け合わさることで、魅力が倍増。
さらに、チリパウダーでオレンジ色に染まったココナッツサンボルを加えれば、現地顔負けの辛さを楽しめます。
肉や魚の出汁が溶け出したオイルベースのスープは、スパイスの辛さと脂の旨味が混ざり合い、日本食にはない複雑で刺激的な味わいに。
豆や野菜のほくほく感が楽しいココナッツミルクベースのスープは、素材の甘みとスパイスの刺激の対比がクセになりそう。
オーダーを受けてから包丁を入れる野菜のおかずはフレッシュな食感がたまりません。さっぱり感でカレーの刺激を中和してくれるので、自然と三角食べスタイルに。
ボリュームたっぷりながら、体が次の一口を欲し手が止まらず…いつの間にかプレートが空っぽになること請け合いです。
食後はぜひ、スリランカ名産の紅茶・セイロンティー(税込400円〜)をどうぞ。
写真は、老化防止、新陳代謝、消化器ケア、呼吸器ケア、抗酸化作用が期待できるスパイスティー(税込500円)。ジンジャーのような風味とスパイスの心地よい香りが◎。
バタフライピーティー(税込500円)は、鎮痛、血行促進育毛、美白、眼精疲労、アンチエイジングにアプローチできるそう。レモンを絞るとブルーが美しいパープルに変化します。
食べ終わる頃には心も体も満たされて、幸福感でいっぱいに。みなさまもぜひ、スリランカを旅するような気分に包まれながら、アッセーラさんの料理とおもてなしを味わってみてはいかがでしょうか。
店舗紹介
【LIGHT HOUSE】
■住所:神奈川県鎌倉市坂ノ下13-17
■営業時間:11:30〜17:00(LO16:00)
■定休日:水・木曜休
■関連リンク:HP
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