世界中で愛されるアイコニックなオレンジ色のねこ“ガーフィールド”が主人公の3Dアニメーション映画『ねこのガーフィールド』が8月16日より全国で公開されることが6日、発表された。さらに日本版予告&ポスターが公開。日本語吹替版では、世界イチ甘やかされたぽっちゃりねこのガーフィールド役を山里亮太(南海キャンディーズ)、ガーフィールドの前に立ちはだかるボスねこのジンクス役をMEGUMIが演じることも明らかになった。

『ねこのガーフィールド』ポスタービジュアル

2023年に誕生45周年を迎えたガーフィールドは世界でもっとも発行されたコミック・ストリップ作品として有名で、1日あたりの読者数は2億人以上。これまでも実写映画化やアニメシリーズ化されており、SNSフォロワー数の累計はハリウッドスターも顔負けの1800万人超え。世界111か国以上でライセンス展開実績があり、大人気歌手のジャスティン・ビーバーをはじめ数々のセレブリティたちがガーフィールドグッズを愛用。この圧倒的な知名度で全世界での認知度は92%となっている。

そんな人気キャラクターが新たに映画となって日本にやってくる。現在、全世界興行収入はすでに約240億円(1ドル=157円換算 ※6月3日時点)に到達し、5月24日に同日での全米公開となった『マッドマックス:フュリオサ』を超え、公開2週目にして全米および全世界興行収入ランキングで1位を獲得する大ヒットとなっている(6月3日時点)。そのほかイギリスやオーストラリア、インドネシア、ポルトガル、南アフリカ共和国をはじめとする数々の国と地域でオープニング成績1位を記録。ファミリー層から映画ファンまで幅広い観客からの支持を得ている。

本作の主人公は、飼い主のジョンに愛されて、“幸せ太り”な毎日を送ってきた家ねこのガーフィールド。親友の犬オーディと一緒に冷蔵庫の中身を空っぽにするまで大食いして、ほしいものは全部ジョンのお金でネットショッピング。ラザニアが大好きで、月曜日とお風呂は大嫌い!そんな平和な毎日を過ごしていたガーフィールドだったが、ある日突然、生き別れた父さんねこのヴィックと再会したことから人生が急展開。「悪いねこに追われているんだ。助けてくれ!」と懇願するヴィックに力を貸すため、ついにガーフィールドはしぶしぶながら家から飛び出すことに。初めての外の世界でガーフィールドが出会うのは、ひと癖もふた癖もありそうなヘンテコな仲間たちに、ずるがしこいボスねこのジンクス…。さらには、親子の絆が試される”ミルク泥棒大作戦”にまで巻き込まれることに!?

公開されたポスターには、家のソファでポップコーンを相棒にグータラしていたにも関わらず、突如冒険に駆り出されるガーフィールドご一行の姿が迫力たっぷりに描かれている。大爆発中の背景と、「まぁ、ニャンとかなるっしょ。」というガーフィールドの平和ボケ感満載なボヤキのギャップがユーモアたっぷりな仕上がりとなっている。

ガーフィールド役の吹き替えを担当する山里は、「世界中で知られている猫、ガーフィールド、その声をやらせていただくというのはうれしいというよりも怖かったです。世界中のみんなの中にいるガーフィールドを壊してしまわないか?本当に僕なんかがやっていいのか?その作品の素晴らしさを知っているだけに本当に怖かったです」と吐露した上で、「でも、こんなチャンスは2度とない、逃げて後悔するよりか、とにかく全力でやらせてもらおう!と覚悟を決めました。周りを見ると素晴らしいキャストの方々、その中でガーフィールドと共に存在させていただけるのは光栄でした。何より、今回のお話がとてもおもしろくて、この面白さを伝えたいと心から思いました」と熱い思いを告白。

また、アメリカ版では『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』マリオ役や『ジュラシック・ワールド』シリーズの主演で知られるハリウッド俳優のクリス・プラットがガーフィールド役を担当していることから「クリス・プラットさんの声は本当に楽しそうで、ガーフィールドへの愛に溢れてました。僕も少しでも近づけるよう、頑張らせてもらいました」と収録を振り返り、「とにかく面白いです、そして、泣けます。ぜひ劇場でこの最高の作品を楽しんでください!」と締めくくった。

かつては元ショーガールのセレブねこだったが、とある事件によって転落してしまったボスねこのジンクス役を務めるMEGUMIは過去に放映されていた「ガーフィールド」のアニメシリーズを鑑賞していたそうで「息子が小さい頃よく一緒に観ていた『ガーフィールド』の新たな映画に参加させて頂けて本当にうれしいです」「笑って泣いてホッコリする今作を是非ご家族でお楽しみください!」とアピール。本作ではヴィランとなるジンクスについて「チャーミングな一面があったり過去に悲しみを背負っていたりと、ちょっと憎めないキャラクターです」と説明。フランス語での歌唱にも初めてチャレンジした。

【編集部MEMO】
本作の監督は『チキン・リトル』などで知られるマーク・ディンダル。アメリカ版のキャストはクリス・プラット、サミュエル・L・ジャクソン、ハンナ・ワディンガムら。