アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの薮宏太が、ミュージカル『tick, tick...BOOM!』の主演を務めることが6日、明らかになった。

ミュージカル『tick, tick...BOOM!』

同作はミュージカル『RENT』を生み出しながら、開幕日寸前に急逝したジョナサン・ラーソンの下積み時代の経験をベースに自身の葛藤と成長を楽曲の数々で綴ったミュージカル。2001年にオフ・ブロードウェイにて上演されたことを皮切りに、日本をはじめ、イギリス、カナダなど各国にて上演された。2021年には映画化もされアカデミー賞2部門でノミネートされた話題作となる。

ジョナサン・ラーソン役に薮宏太、ジョナサンの恋人スーザン役に梅田彩佳、親友のマイケル役に草間リチャード敬太(Aぇ! group)を迎え、シアタークリエにて初上演する。他人に否定されても譲れない夢への情熱。未来への焦り、不安、葛藤。誰しもが一度は抱いたことのある感情を描いた、人々の心を強く揺さぶるミュージカルとなる。

東京公演はシアタークリエにて10月6日~31日、愛知公演は東海市芸術劇場にて11月3日~4日。大阪公演はCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて11月7日~11日。

【編集部MEMO】
ミュージカル『tick, tick...BOOM!』あらすじ…1990年のニューヨーク。ミュージカル作家として成功を夢見るジョナサン(薮宏太)はダイナーで働きながら創作活動に励む。創作への熱い情熱はあるものの、うまくいかず、アルバイトで生計を立てる日々。有名ミュージカル作家が軒並み30歳を前に成功していることに焦り、自身の30歳の誕生日までのカウントダウンとともに、将来への不安がだんだんと大きくなっていく。ダンサーを目指していた恋人のスーザン(梅田彩佳)は、別の仕事に就くことを考え、ジョナサンにも一緒にニューヨークを離れることを提案する。俳優を目指していた親友のマイケル(草間リチャード敬太)も、早々にその夢に見切りをつけビジネスマンに。成功した彼はジョナサンに就職をすすめてくる。
30歳まであと一週間。チック、チック…まるで時限爆弾のように、頭の中に時を刻む音が響き渡る。このまま、夢を追うことを諦めるべきなのか。ジョナサンは葛藤しつつも、業界人を招いた試演会に望みをかけ、ミュージカルの創作を続ける。