南海電気鉄道と近畿日本鉄道は、南海電鉄の観光列車「こうや花鉄道 天空」と近鉄の観光特急「青の交響曲」を乗り継ぎ、紀伊山地の霊場と参詣道を巡るツアーを6月10日に発売すると発表した。
「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録20周年を記念し、両社が協力して実現した初めての企画となる。両社の接続駅である河内長野駅で乗継ぎを行い、「こうや花鉄道 天空」は橋本駅から河内長野駅まで、「青の交響曲」は河内長野駅から古市駅まで特別に運行する。第1弾・第2弾のツアーを予定しており、ともに6月10日10時から近鉄「おすすめのツアー」ページで販売開始する。
ツアー第1弾は、「観光列車『天空』と観光特急『青の交響曲』で巡る『吉野山』宿泊ツアー」と題し、8月7日出発の1泊2日旅行として行われる。出発地は南海電鉄の難波駅。特急「こうや」からケーブルカー、「こうや花鉄道 天空」や「青の交響曲」などを乗り継いで高野山を巡り、吉野山の宿で宿泊する。2日目は金峯山寺蔵王堂を訪ね、普段実施していない南朝妙法殿の内部見学や特別講話を受けられる。旅行代金は2名1室利用時、1名あたり5万2,210~6万9,410円となる。
ツアー第2弾は、「観光列車『天空』と観光特急『青の交響曲』で巡る『高野山』宿泊ツアー」と題し、8月28日出発の1泊2日旅行として行われる。出発地は近鉄の大阪阿部野橋駅。「青の交響曲」と「こうや花鉄道 天空」、ケーブルカーなどを乗り継いで高野山を巡り、宿坊に泊まる。壇上伽藍ナイトウォークも楽しめるという。2日目は奥之院や金峯山寺など訪ねる。旅行代金は2名1室利用時<、1名あたり5万6,310~7万7,760円となる。