東急電鉄は、かつて東海道・山陽新幹線の車内で流れていた「ひかりチャイム」を現代風にアレンジし、現在運行している新幹線デザインのラッピングトレイン2編成の車内で7月以降、順次使用開始すると発表した。

  • 東急電鉄の新幹線ラッピングトレイン

「ひかりチャイム」は作編曲家・サウンドプロデューサーとして活躍する松浦晃久氏が作曲し、1988年3月から2003年11月まで東海道・山陽新幹線で使用された。2015年2月から山陽新幹線40周年を記念し、新大阪駅を除く山陽新幹線各駅の接近メロディとして復活しているものの、関東では21年ぶりの復刻となる。

復刻にあたり、フュージョンバンド「カシオペア」の元キーボード奏者である向谷実氏がアレンジを加え、懐かしさの中に洗練された現代の風を感じさせる「ひかりチャイム」に生まれ変わらせたという。3020系(目黒線など)新幹線ラッピングトレインは7月1日から、5050系4000番代(東横線など)新幹線ラッピングトレインは秋頃からそれぞれ使用開始する。両編成ともに東急新横浜線下り新横浜駅到着時の到着放送、上り新横浜駅発車後の案内放送で流す。

  • 新幹線ラッピングトレイン車内に掲出する東急電鉄とJR東海の広告

両編成の車内広告と車内ビジョンにて、JR東海の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーン「京都がくれる癒し」編と、東急電鉄が取り組む「enjoy WEST」キャンペーンの貸切広告も展開する。