CS放送のGAORA SPORTSは、4月に逝去した曙太郎さんを悼み、6月7日に『追悼 曙太郎さん』と題した特別番組『GAORA名勝負集』(18:30~19:30 ※再放送は6月26日26:30~27:30)、『全日本プロレス激闘プレイバック』(19:30~21:00 ※再放送は6月26日27:30~5:00)を放送する。
『GAORA名勝負集』では、曙さんとともに『オープン・ザ・トライアングルゲート王座』を戴冠したDRAGONGATEの望月成晃選手、ドン・フジイ選手へのインタビューを交え、曙さんとの思い出の試合を振り返る。2人が思い出だと語ったのは、2010年3月22日に大相撲の聖地・両国国技館で開催されたオープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合「曙&望月成晃&ドン・フジイvsアブドーラ・ザ・ブッチャー&NOSAWA論外&MAZADA」。巨体が武器の伝説のプロレスラー アブドーラ・ザ・ブッチャーと、元横綱・曙による超巨漢対決が見どころとなった。この闘いの模様を同番組で放送。ほか、2011年1月24日に開催されたGAORA開局20周年記念スーパーファイト2011で曙&浜亮太&スモーフジの大相撲トリオが超満員の観客を沸かせた一戦を含め、5試合で曙さんの軌跡を振り返る。
『全日本プロレス激闘プレイバック』では、曙さんがプロレスの師匠として慕っていた武藤敬司さんと、曙さんの付き人を務めた全日本プロレス・諏訪魔選手が、曙さんの在りし日の勇姿などを語る貴重なインタビュー映像を交えながら、全日本プロレスで曙さんが躍動した2試合を放送。 1試合目は、曙さんが初優勝した2015チャンピオン・カーニバル~優勝決定戦~『曙vs諏訪魔』。曙さんの強烈な張り手が炸裂するなど、激闘となった試合をノーカットでおくる。
2試合目は、曙さんが全日本プロレス最強の証・三冠ヘビー級王座の第52代王者となった一戦『潮崎豪vs曙』。曙さんの体格を活かした必殺技「ヨコヅナ・ファイナル・インパクト」が決め手となったこの試合もノーカットで。また、両試合後にリング上で語った曙さんらしい力強いメッセージや、バックステージでのコメントもおくる。
【編集部MEMO】
曙太郎さんは、1969年生まれ。アメリカ・ハワイ出身。1988年に初土俵を踏んで以来、順調に勝ち星を重ね、1993年には大相撲では外国出身の力士として初の横綱に。以後、引退するまで11回の優勝を果たし、同時期に活躍した貴乃花・若乃花とともに相撲ブームを巻き起こした。引退後は、キックボクシング、総合格闘技などを経て、2005年からはプロレスラーとして、全日本プロレスやハッスル、ZERO1などの団体で活躍していた。