福岡北九州フェニックス総監督の西岡剛氏が3日、YouTubeチャンネル『ABEMA 野球【公式】/アベマでMLB」で公開された動画「【梅雨みたい?!】『ミスター・ジューン』大谷翔平の6月の強さの秘密を探る!!【MLB’s on FLEEK #7】」に出演。ドジャースの大谷翔平が6月に調子を上げてくる理由について分析するなか、自身の経験談を語った。
異名「ミスター・ジューン」に注目
番組では今回、ドジャース・大谷翔平の異名「ミスター・ジューン」に注目。6月に調子を上げてくる大谷の例年の成績をおさらいし、今シーズンの活躍を大予想した。
大谷は、プロ野球での初勝利、MLB日本人選手で初のサイクルヒット達成、初の月間MVP受賞など、6月に多くの記録を残しており、過去3年分の月別ホームラン数を振り返ると、6月に15本塁打を記録した年も。
天の声を務めるMLBジャーナリストのAKI猪瀬氏が「6月になると大谷選手が打ち出すと、現地のファンはみんな知っている」と太鼓判を押すと、番組MCを務めるさや香・新山は「梅雨みたいなことか! 雨が多くなってくるみたいな感覚で、そろそろ大谷選手のホームランが多くなってくるな……みたいな」と独自の理論を唱えた。
6月好調の理由は?
元MLB選手の西岡氏は「6月は暑すぎなくていい。7月に突入すると暑くてバテてくる」と選手目線で解説し、「僕は春と秋で成績を稼いで、夏場にバテて成績が落ちないようにキープしていた。これができれば、タイトル争いに絡むことができる」と振り返った。
また、大谷自身の発言をもとに、番組では6月に好調な理由を「シーズン序盤は打撃フォームの感覚を研ぎ澄まし、それが慣れてきた6月に爆発する」と分析。これに西岡氏も「6月は試合勘が冴えてくる時期。開幕時期は投手が有利で、打者はそれに反応していっているというバランスもある」とうなずいていた。
【編集部MEMO】
『MLB’s ON FLEEK』は、多くの日本人選手や世界最高峰の選手が活躍するMLBの見どころを余すことなく届ける情報番組。大谷翔平や山本由伸が所属するロサンゼルス・ドジャースについての基礎知識や、ダルビッシュ有、松井裕樹、今永昇太、鈴木誠也などが所属するナショナル・リーグの勢力図、MLB特有のルール“ピッチクロック”など、ビギナーから玄人まで幅広く楽しめるテーマで今のMLBを紐解いていく。またシーズン中頃には昨年6月に大活躍し、“ミスター・ジューン”とも呼ばれた大谷の特集や、活躍しているスター選手の紹介、シーズン後半はポストシーズンに向けた順位の動向やタイトル争いなど、それぞれの時期に応じた注目ポイントをテーマに今ほしい情報を届ける予定。