J:COMは5月31日、同社カスタマーセンターの従業員が詐欺被害を未然防止したととして北沢警察署から感謝状を授与されたと発表した。

  • 北沢警察署の小森彰仁署長と感謝状を受けた髙橋絵里奈さん

    北沢警察署の小森彰仁署長(左)と、感謝状を受けた髙橋絵里奈さん(右)

今回の感謝状の対象となったインシデントは、4月17日に東京都世田谷区の利用者より「自宅PCに警告が表示されたため、連絡をしたところ4万円請求された」との問い合わせがあったもの。この対応にあたったカスタマーリレーション本部 東日本統括カスタマーセンター所属の髙橋絵里奈さんは、PCの強制終了を行い警察へ相談するよう案内し、詐欺被害を防ぐことができたという。

髙橋さんは「私の対応によってお客さまの被害を未然に防ぐことができ、また、このように感謝状をいただけたことを光栄に思います。日頃より警視庁ホームページ等で発信される詐欺被害情報を確認しており、今回ご相談された内容が詐欺であると気付くことができました。今後も被害防止に繋がるよう、親身に寄り添った対応を心掛けてまいります」とコメントしている。

J:COMグループでは、各地域の警察署と地域安全に関する協定の締結を進めている。また、迷惑電話自動ブロックサービスの提供や啓発活動により、迷惑電話および特殊詐欺をはじめとする各種犯罪の被害防止活動に協力しているほか、グループのジェイコム東京では全従業員の9割にあたる約1,300名が「警視庁特殊詐欺被害防止アドバイザー」を受嘱し、全社を挙げて特殊詐欺被害防止に取り組んでいる。同グループの従業員が感謝状を受けたのは今年4度目。