アイドルグループ・Snow Manのラウールが主演を務める映画『赤羽骨子のボディガード』(8月2日公開)。3年ぶりの映画単独主演に挑むラウールのほか、出口夏希、奥平大兼、高橋ひかる、土屋太鳳らが出演することでも話題を呼んでいる同作の撮影現場に密着した。
同作は丹月正光氏による同名コミックスの実写化作で、ある事情から100億円の懸賞金をかけられ、命を狙われることになった幼馴染・赤羽骨子(出口夏希)のために、ボディガードとなった威吹荒邦(ラウール)の物語を描く。荒邦に与えられたミッションは、本人にバレることなく骨子を守ることだったが、実はボディガードは荒邦だけではなく、3年4組のクラスメイト全員。荒邦は、それぞれ特技を持つ個性豊かなクラスメイト達と協力し、ボロボロになりながらも幼馴染を守るために奮闘する。
■『赤羽骨子のボディガード』撮影現場に密着取材
今回は、赤羽骨子を狙う殺し屋に威吹荒邦が捕まってしまい、3年4組の面々が助けに現れるシーンの現場に密着。撮影は2024年3月に行われ、クラスメイト全員がボディガードであることを荒邦が知る重要な場面だ。
現場の倉庫には多くのエキストラが待機し、その中にひときわ目立つ白の制服に金髪のラウールの姿が。カメラが回ると、倉庫の床に横たわったラウールを殺し屋が取り囲み、骨子を狙う殺し屋のリーダー・田中を演じる皆川猿時の声が響き渡る。一方のラウールも、スマホ越しにクラスメイトの裏の顔を知った驚きを見事に表現していた。
3年4組キャストが多く集結したこの日。俳優だけでなく声優の木村昴、お笑いコンビ・モグライダーの芝大輔など様々なジャンルで活躍する面々がそろっており、控え室では和気あいあいと談笑する姿も。3年4組キャストが続々と撮影に向けて準備を進める中、自身の出演カットを終えたラウールは控え室に顔を出すと、取材に入った報道陣に気が付いたようで笑顔で会釈した。
そして、いよいよクラスメイトたちが荒邦を救出しに来るシーンの撮影に。自身が映らないカットにもかかわらず、ラウールも現場に登場し、モニターの前でクラスメイトたちの姿を見守る。
荒邦が捕まっている倉庫のシャッターが上がり、徐々にクラスメイトのシルエットが映るカットのテストでは、スタッフと一緒にモニターをのぞき込んでいたラウールが「フゥ~!!」と声を上げ、「これやばい! かっこいい!」と興奮していた。
加藤達也プロデューサーが語る俳優・ラウールの魅力とは
加藤達也プロデューサーは、主人公・威吹荒邦役にラウールを抜てきした理由について、「今作は、とにかく華やかなキャラクターたちが出てくるので、主人公として埋もれない存在感を出せる方と考えた時に、普通の人じゃできないなと。3年4組キャストは違和感がある座組にしようと考えていたので、規格外の存在感・スケール感で活躍されているラウールさんはすぐに頭に浮かびました」と話す。撮影が進むとラウールの身体能力の高さに驚かされたそうで、「手足も長いですし、迫力がある。体の見せ方も上手いので決まりがかっこよく見える。アクションは動きを相手と合わせるので、ダンスに近い部分もあり、覚えも早いです。あと、やられているときの動きもとても上手」と絶賛した。
アクション以外に、コメディ要素も見どころの1つとなる同作。加藤プロデューサーは、ラウールのコミカルな演技にも注目して欲しいと話す。「かけ合いはどうなのかなと思って、現場で拝見していたんですが、コメディセンスもすごくあるおもしろくやろうとすると、逆に笑えない部分もあって難しいんですが、ラウールさんの天性の明るさや、元々持っている陽のエネルギーがコメディにもマッチしています。魅力は存分に伝わると思います」と自信をのぞかせていた。
(C)丹月正光/講談社 (C)2024 映画「赤羽骨子のボディガード」製作委員会