俳優の井ノ原快彦が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『特捜9 season7』(毎週水曜21:00~)がこのたびクランクアップを迎え、キャストらのコメントが公開された。あす5日には、最終回が放送される。
■『特捜9 season7』テーマは“多様性”
『season7』のテーマの一つが“多様性”。班長・国木田誠二(中村梅雀)、主任・浅輪直樹(井ノ原快彦)のもと、小宮山志保(羽田美智子)、青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)、新藤亮(山田裕貴)、高尾由真(深川麻衣)ら個性強めで一見バラバラな特捜班メンバーが、多様性を増す犯罪とその背景に秘められたさまざまな人間ドラマに全力で向き合う姿を1話完結形式で描いていく。先週放送した第9話では、『9係』から数えてシリーズ通算200話という快挙も達成した。
■『特捜9 season7』クランクアップ
そんな『特捜9 season7』がクランクアップ。約3カ月間におよぶ撮影を駆けぬけた主演・井ノ原をはじめ、村瀬(小宮山)志保役・羽田美智子、青柳靖役・吹越満、矢沢英明役・田口浩正、新藤亮役・山田裕貴、高尾由真役・深川麻衣、早瀬川真澄役・原沙知絵らが、キャスト・スタッフへの愛と感謝を語った。今シーズンの最後に撮影されたのは、特捜班のオフィスで一同が捜査会議を繰り広げるシーン。キャストたちは長年培ってきたチームワークでテンポよくセリフの応酬を繰り広げ、監督から「カットOK!」の声がかかると、全員拍手で3カ月間の健闘をたたえあった。その後、監督やプロデューサーからキャストひとりひとりに花束が贈られたが、最後の最後に一同を驚かせる出来事が。なんと、今シーズン第3話で警視庁音楽隊に異動した前班長・国木田誠二役の中村梅雀がプレゼンターとしてサプライズ登場したのだ。井ノ原たちは「うわー!」「ビックリした~!」「超うれしい!」と大盛り上がり。さらには、第8話で大活躍を見せた鑑識官・佐久間朗役、Travis Japan・宮近海斗も駆けつけ、改めてスタッフが「以上をもちまして、『season7』オールアップです!」と宣言すると、一同は、花束を掲げて喜びあった。“座長”として今シーズンも現場を引っ張った井ノ原は「今、本当に胸がいっぱいです。19年にわたってシリーズが続くなんて、当たり前のことではありません。今シーズンは日々、おひとりおひとりの顔を見ながら撮影させていただき、毎日、みなさんから元気をもらっていました」と深々と頭を下げて感謝。「このチームは単なるドラマの共演者ではなく、家族であり友人であり、切っても切れない縁で結ばれていると思っています。常に見守ってくださるスタッフのみなさんも同じです、みんなずーっと仲間です!」と、笑顔でチーム愛を語った。
井ノ原と同じく、羽田も「今シーズンはシリーズ通算200回も達成して歴史の重みを感じました。このスタッフ&キャストは、19年間ともに歩み続けた大きな家族だと思っています」と、“家族”というキーワードで仲間への思いを吐露。続いて吹越は「一生懸命すぎて、現場で急きょ“こんなふうに演じたい”という意見を言って通していただいたこともありました。みなさんに御礼申し上げます」とエネルギッシュな撮影を振り返り、田口は「『season7』もありがとうございました。お疲れ様でした! あとは打ち上げでしゃべります(笑)!」と笑いを誘った。そんな中、涙を見せたのが山田。「今日は泣かないで挨拶しようと思っていたのですが、話しはじめたら、いい思い出があふれすぎて胸が苦しくなってしまって……みなさん本当にありがとうございました!」と声を震わせながら思いの丈を伝えた。そして3年目のシーズンも全力疾走した深川は「今年で3シーズン目を経験させていただきましたが、こんなにも緊張感と居心地のよさが同居している現場に出会うことはなかなかないと、毎年思っています。本当にみなさんのこと、大好きだなって実感しています」と、先輩たちに熱いメッセージ。原も「今年はみなさんと会えない時間がとても寂しく感じました。こんなにも現場のみなさんに“会いたいな”と思える作品に出会えたことは、私にとって奇跡です」と絆の深さをしみじみと語った。
『season7』最終回は、あす5日に放送。先週の第9話に引き続き、直樹ら特捜班は戦慄のディープフェイク動画事件を追いかける。真犯人が作成した不気味な犯行予告動画は、何を意味しているのか。犯人の顔も目的もつかめない、すべてが謎に包まれた犯罪に特捜班はどう立ち向かうのか。
■井ノ原快彦(浅輪直樹 役)コメント
みなさん、お疲れ様でした。今、本当に胸がいっぱいです。19年にわたってシリーズが続くなんて、当たり前のことではありません。今シーズンは日々、おひとりおひとりの顔を見ながら撮影させていただき、毎日、みなさんから元気をもらっていました。僕は以前、(中村)梅雀さんが「ずっと仲間だよ」とおっしゃってくださったことをとても励みにしているのですが、このチームは単なるドラマの共演者ではなく、家族であり友人であり、切っても切れない縁で結ばれていると思っています。常に見守ってくださるスタッフのみなさんも同じです、みんなずーっと仲間です!
■羽田美智子(村瀬(小宮山)志保 役)コメント
今シーズンはシリーズ通算200回も達成して、本当に歴史の重みを感じました。私はキャストのみなさんひとりひとりを尊敬していますし、日々学ばせてもらうことも多くて、本当に素晴らしいメンバーだなと思いながら長年、一緒に走ってきました。シーズンを重ねていくうちに若いスタッフさんも仲間に加わりましたが、そんなみなさんの成長を、我々は親戚のように応援してきましたよね。このスタッフ&キャストは、19年間ともに歩み続けた大きな家族だと思っています。
■吹越 満(青柳 靖 役)コメント
一生懸命すぎて、現場で急きょ“こんなふうに演じたい”という意見を言って通していただいたこともありました。みなさんに御礼申し上げます! ありがとうございました。
■田口浩正(矢沢英明 役)コメント
『season7』もありがとうございました。お疲れ様でした! あとは打ち上げでしゃべります(笑)!
■山田裕貴(新藤 亮 役)コメント
本当にありがとうございました。今日は泣かないで挨拶しようと思っていたのですが、話しはじめたら、いい思い出があふれすぎて胸が苦しくなってしまって……みなさん本当にありがとうございました!
■深川麻衣(高尾由真 役)コメント
今年で3シーズン目を経験させていただきましたが、こんなにも緊張感と居心地のよさが同居している現場に出会うことはなかなかないなと、毎年思っています。みなさんとお話ししていても、いい意味で胸が苦しくなる瞬間があって……。本当にみなさんのこと、大好きだなって実感しています。
■原 沙知絵(早瀬川真澄 役)コメント
今年はみなさんと会えない時間が、とても寂しく感じました。こんなにも現場のみなさんに“会いたいな”と思える作品に出会えたことは、私にとって奇跡です。その出会いに感謝の日々でした。
【編集部MEMO】最終回あらすじ
宝石店強盗、拳銃密売、連続ペット窃盗という3つの事件がすべてフェイク動画による冤罪であることに気づいた浅輪直樹(井ノ原快彦)ら特捜班は、真犯人が新たに作成したと思しき犯行予告動画を調べていた。しかし、「150歳の老人の誕生祝いに、男は祝砲の弾を込め、女は皿に鳥の頭を盛って、新しい指揮者が古い指揮者を殺す」――という不気味なメッセージの謎が解けないばかりか、動画の最後に出現した真犯人らしき男についても手がかりは皆無で、犯行予告の日まであと3日しかないにもかかわらず、捜査は暗礁に乗り上げていた。そんなとき、犯行予告日に警視庁150周年記念式典が開催されることが判明。真犯人の狙いは、このイベントなのか!? 奇しくも150周年記念式典は、警視庁音楽隊に異動した特捜班前班長・国木田誠二(中村梅雀)の初舞台でもあった。すぐさま式典の予定会場に向かった特捜班は、犯行予告動画に映っていた男・出口一郎(柏原収史)を発見して確保する。ところが、その背後で突然、爆発が!? さらに、捜査支援分析センター(SSBC)副所長・村瀬健吾(津田寛治)と分析官・三ツ矢翔平(向井康二)が、ネット上にまた新たな犯行予告動画を発見。その動画に出現したのは、またしても見知らぬ女の顔だった。他人の“顔”を利用してディープフェイク動画を作り、その顔を次々と脱ぎ捨てて犯罪を重ねていく真犯人は、いったい何者なのか。そして、なんと直樹の“顔”まで盗まれる衝撃の事態が発生!? 大勢の観客が集まる式典で大パニックが巻き起こる事態に。式典当日、何を思ったか、新藤亮(山田裕貴)がバディを組む直樹とは別行動を取りはじめて……。犯人の顔も目的もつかめない、すべてが謎に包まれた犯罪に、特捜班はどう立ち向かうのか。