第一生命保険は5月30日、「サラっと一句!わたしの川柳コンクール」の全国ベスト10を発表した。
同コンクールは2023年9月~10月にかけ実施され、全国から約6万6千もの作品が寄せられた。2024年1月に全国優秀100句を発表。この度、約5万人のサラ川ファンの投票により、全国ベスト10が決定した。
今回、グランプリ作品「増えるのは 税と贅肉 減る贅沢」が全世代で1位を獲得した。お金と健康という、誰しもが頭を抱えるであろう2つのテーマを巧みに五・七・五で表現した作品が、多くのファンの心を掴んだ模様。総務省「家計調査」「消費者物価指数」から、みずほリサーチ&テクノロジーズが作成した節約志向指数を参照すると、2021年から2023年にかけて節約志向が大幅に上昇していることがわかる。その後一時は落ち着いたものの、足元では再び上昇して高止まりの状況にあり、昨今の物価上昇や増税の影響もうかがえる。そんな時流を「減る贅沢」と一言で表現した作品。
他にも、コロナ禍の終わりを感じられる心温まる作品や覚えたてのキャッシュレス決済での笑える失敗、日本語ならではのやり取りを流行語で表現した川柳がベスト10にランクインした。