キャリタスは5月27日、5月時点の採用活動状況に関する「採用活動の感触等に関する緊急企業調査」の結果を発表した。同調査は5月10日~15日、全国の企業1,080社を対象に、インターネットで実施した。
2025年卒採用予定数について尋ねたところ、2024卒実績よりも「増やす」が30.1%、5.8%が「減らす」、57.5%が「同程度」と答えた。
現時点での採用活動の感触について聞くと、前年調査よりも「苦戦」がさらに増加し、6割を超えた(計60.6%)。「順調」は約2割(計19.8%)に留まっている。特に理系採用においては「大変苦戦」が3割近く(計28.9%)を占めた。一方、「金融」では「順調」の割合が比較的高い(計31.7%)。
ここまでの採用活動で感じる課題で最も多かったものは、「母集団形成(応募者数の確保)」(73.1%)、「プレ期からのつなぎとめ」(47.2%)、「選考中辞退/内定辞退」(45.1%)と続いた。
採用活動終了予定時期について聞くと、「2025年1月以降」(17.7%)が最多だった。選考解禁月6月下旬までに終了予定の企業は計26.6%、9月までの合計は計59.1%だった。