大阪府泉佐野市(いずみさのし)は、大阪市と和歌山市のほぼ中間に位置し、美しい山河、緑あふれる自然に恵まれたまち。関西国際空港の開港などに伴う人口の増加とともに、商業・サービス業が盛んになっているのだそう。

今回紹介するのは、泉佐野市の小学生が考案した返礼品「地酒の泉州タオル巻き」。「泉佐野市の地酒」を「泉州タオル」でラッピングするアイデアを基に、同市の事業者2社がタッグを組んで誕生したのだとか!

本稿では、マイナビふるさと納税担当者が、気になった返礼品を紹介していきます。

今回は、「地酒の泉州タオル巻き」の特徴や事業者の返礼品に対するこだわりなどについて詳しく調べてみました!

泉佐野市の返礼品「地酒の泉州タオル巻き」について

・返礼品名:【泉佐野市の小学生考案】地酒の泉州タオル巻き
・提供事業者:有限会社 北庄司酒造店、株式会社 ユメギフト
・内容量:清酒「荘の郷 大吟醸」720ml、泉州タオル1枚(サイズ:60×50cm)
・寄附金額:2万円

「地酒の泉州タオル巻き」のふるさと納税の寄附金額は2万円。泉佐野市自慢の清酒「荘の郷 大吟醸」が、泉州タオルでラッピングされて届く返礼品です。

ラッピング素材をタオルにすることで、見た目はやわらかく華やか! さらに、緩衝材としての役割もあり、自慢のおいしいお酒を優しく守ります。

北庄司酒造の清酒「荘の郷 大吟醸」は、精米歩合35%まで削った最高級酒米「山田錦」特等米を100%使用。華やかで香り高く、すっきりやや辛口の味わいを楽しめます。

「泉州タオル」は市内の神藤タオル株式会社製で、オーガニックコットンを100%使用した肌ざわりのよいガーゼ織りタオルです。

ラッピングは、株式会社ユメギフトが小学生のアイデア「着物風ラッピング」を基に“こだわりの逸品”をイメージし、デザイン。小学生の想いが込められています。

父の日など、大切な人への贈り物にピッタリ! ラッピングを外すと、吸水性と肌ざわり抜群の泉州タオルとして使えるので、贈られた人にも環境にもうれしい小学生考案の新オリジナル返礼品です。

「地酒の泉州タオル巻き」がふるさと納税の返礼品になった経緯と実績

本返礼品を提供する「有限会社 北庄司酒造店」は、大正10年創業。関西空港の対岸、昔ながらの自然豊かな風景が息づく日本遺産認定エリア「日根荘(ひねのしょう)」に位置する同市唯一の酒蔵。“量より質の酒造り”を信念とし、全工程を昔ながらの手作業にて行っています。

また、「株式会社 ユメギフト」は、“泉州地域の活性化”をコンセプトに、地元の特産品や地元企業の商品を取り入れたギフト商品を取り扱う企業です。

2023年のふるさと納税制度のルール改正により、泉佐野市は大人気の返礼品が出せないという最大のピンチに陥ったそうです。

そのことを知った同市内の児童たちが、「自分たちに何かできることはないか」と自発的に考え、その想いを受けた小学校側が「総合的な学習の時間」の一環として、考案したオリジナル返礼品を市に対して直接発表する場を設けることになりました。

その中で提案があった「泉佐野市の地酒」を「泉州タオル」でラッピングするアイデアを基に、市内の事業者「有限会社 北庄司酒造店」「株式会社 ユメギフト」がタッグを組み、「地酒の泉州タオル巻き」が返礼品として誕生するに至ったのだそう。

自治体の想い

児童の皆さんが地域のことを思って生み出した返礼品を、全国の方々へお届けできるようになりましたことは、関わっていただきました皆様の多大なご協力の賜物と大変感謝しております。この返礼品は単なる特産品の組み合わせではなく、この試みに関わっていただきました方々の想いのこもった特別なものです。多くの皆様にこの想いが届きますことを祈念しております。


今回は大阪府泉佐野市の返礼品「地酒の泉州タオル巻き」を紹介しました。地元の小学生が市のことを考えて誕生した返礼品。自治体、事業者、小学生の熱い想いがたっぷり詰まっています。華やかでオシャレな見た目はもちろんのこと、ラッピングを外しても楽しめるので、贈り物に喜ばれること間違いなしです! 気になる方は、一度チェックしてみてください。