俳優の神木隆之介が、第61回ギャラクシー賞(主催:放送批評懇談会)でテレビ部門個人賞を受賞。31日、都内ホテルで行われた贈賞式に登壇した。
NHK朝ドラ『らんまん』の演技が評価されて受賞となった神木。「『らんまん』という作品がこんなに皆様に愛していただいているんだなと、今すごく改めて実感しています。今日はこのうれしい気持ちを胸に、この子(=トロフィーの“バードマン”)と一緒に寝たいと思います」と笑わせた。
そんな神木の受賞のお祝いに、チーフ演出の渡邊良雄氏が登場。グッときたシーンとして、長女・園子が夭折した翌週の月曜日1日で、夫婦がどう立ち直っていくのかを表現する回を挙げ、「(脚本の)長田(育恵)さんに相談して、台本を変えさせてもらったんですけど、わりと沈黙のお芝居のシーンを作らせてもらいました」と明かす。
神木は「長田さんに“弔いのシーンを作ってほしい”とこちらがご相談させていただいて、セリフもいろいろ考えていただいて書いてくださったにもかかわらず、沈黙にしたのは本当に申し訳ないです。どれだけ長田さんに頭を下げればいいのかという感じなんですけど、いっぱい議論をした末、こういうシーンにさせていただいたんです」と経緯を語った。
渡邊氏は「2~3分くらいの無言の芝居があったのですが、そこは神木さんと浜辺(美波)さんの演技力で乗り切ってもらおうと思って、それで頑張れました」と感謝。神木は「それを良しとしてくださった監督、現場の器の大きさに感謝しております」と思いを伝えた。