女優の松岡茉優と伊藤沙莉が29日、トーク番組『松岡茉優&伊藤沙莉「お互いさまっす」【公式】』(YouTubeほか各オーディオストリーミングサービスで配信)に出演。美術スタッフへの感謝やセットへの思いを語った。
美術セット内に行くだけで泣きそうになることも
この日の配信では、美術スタッフの話題に。伊藤が、「ホント美術さんってカッコいいよね」と語ると、松岡も、「職人だよね。美術さんが作るセットって圧倒的な実物だから。そこの空間でお芝居が正直変わるよね」と感嘆。「“ここ私の部屋だ!”って、役の本人が思えるかどうかでまったく違う」と続けると、伊藤は、「シーンによっては、そこの場所に行くだけで泣きそうになることあるよね。なんか愛とやさしさと、そのシーンに寄り添ったのが建物でわかる、空間でわかるっていうのは、めちゃくちゃ素晴らしいこと」だと熱弁した。
また、「この前、公園が建ったのよ。スタジオに」と打ち明けた伊藤。「スゲーな! って思ったの。画を見ると、ちゃんと外なのよ」と本物さながらのセットに感心しながら、「“今日で公園のシーンは最後です”って言ってて。ありがとうございました~みたいな感じで言って、次の日来たら無かったの。まっさら」と吐露。「すごいと思わない? 砂利までひいてんだよ。それが一掃されてるわけ。何人の人がどれだけかけて、作って無くして作って無くして……。カッコいいよ」と美術スタッフに向けてつぶやいた。
一方の松岡は、セットについて、「一人でやりたいことがあって。セット終わりでセットなでたいの」と告白。「誰かに見られると、ちょっとあざといっぽいじゃん? だから、昼休憩とかで、誰もいないときにやってるんだけど」と話し、「ありがとうだし、ずっと見守っててくれたものだし、しゃべりかけたいの。“ありがとね、あのとき支えてくれたね”って触りたくて」と秘めたる思いを明かし、「行っただけで泣きそうになる場所って、みんなも一個あると思うんだけど。それに近いんだと思う。美術は本当に世界を作ってる」としみじみ語っていた。
【編集部MEMO】
松岡茉優と伊藤沙莉が、2023年に芸能生活20周年を迎えた節目に、ポッドキャスト番組『松岡茉優&伊藤沙莉「お互いさまっす」』を同年10月からスタート。リスナーから「イライラしたこと」「モヤモヤしてること」「情けなかったこと」「恥ずかしかったこと」「気持ちよかったこと」など、あらゆる喜怒哀楽エピソードを募集し、気心の知れた二人がリスナーの気持ちに寄り添いながらプライベートに近い感覚で語り合う。隔週水曜日配信。