ロイヤリティ マーケティングは5月27日、「健康の維持・増進に関する食の意識調査」の結果を発表した。調査は4月25日~27日、10~60代の「Pontaリサーチ」会員1,197名を対象にインターネットで行われた。
調査によると、食生活で「健康に良い」とされるものにお金を「使う」という人は56.2%。その割合は年代があがるに連れて高くなり、60代では63.7%という結果に。
また、「健康食」についてどの程度意識しているかと聞いたところ、65.0%が「いつも意識している」あるいは「たまに意識している」と回答。年代別にみると、60代で69.6%と高く、7割近くを占めた。
続いて、特定保健用食品(以下「トクホ」)と機能性表示食品それぞれの摂取頻度について教えてもらったところ、どちらも20代が最も高く、「毎日」「週に数回」「月に数回」「不定期」を合わせると、トクホが47.5%、機能性表示食品が46.5%と、それぞれ20代のおよそ半数が摂取していることが明らかに。
商品の種類別にみると、トクホでは「フード(バー、グミ、クッキーなどの食品)」、機能性表示食品では「サプリメント(錠剤・カプセルなど)」の接種率が高かった。
次に、トクホや機能性表示食品に対して重視する効果を聞いたところ、「免疫力向上」(40.1%)、「腸内環境改善」(37.5%)、「疲労回復」(33.8%)が上位に。摂取頻度の高い20代のTOP3は、「免疫力向上」(40.4%)、「睡眠の質向上」(36.3%)、「腸内環境改善」(35.6%)となり、「睡眠の質向上」については、30代~60代が10~20%台だったのに対して、10代と20代では30%を超えるなど、若年層で高い傾向にあるよう。
また、トクホおよび機能性表示食品におけるラベル表示や説明の信頼度を聴取した結果、「とても信頼している」と「ある程度信頼している」を合わせた信頼度は「トクホ」が57.2%、「機能性表示食品」は49.1%だった。