フォルクスワーゲンが欧州に2万ユーロの電気自動車(EV)を投入する。世界初公開は2027年の予定だ。
2.5万ユーロ未満のEVは2025年末に発表
フォルクスワーゲン・グループCEOのオリバー・ブルーメ氏が「ヨーロッパ向けのエントリーレベルe-モビリティを提供するプロジェクト」について発表した。同社では以前から、2万ユーロ前後の手頃でコンパクトなEVをどうすれば提供できるかについて検討を進めていたという。同プロジェクトでは調達および製造の大部分を欧州で行う。
フォルクスワーゲン・グループではすでに、「Electric Urban Car Family」(エレクトリック・アーバン・カー・ファミリー)の開発を進めており、2025年末にも2.5万ユーロ未満のEVを発表する予定だ。フォルクスワーゲンがコンパクトカーと小型SUVを1台ずつ、クプラがコンパクトカー1台、シュコダが小型SUV1台の計4車種を発表するという。これらに加えて2万ユーロの新型車を投入し、欧州でのEV普及を推進する。