専門家監修の健康情報メディア「Hit the Knee」を運営するHit the Knee運営事務局は五月病に関する調査結果を発表した。同調査は、2024年5月6日~15日の期間、10代~60代の男女384人を対象にインターネット上にて実施された。
はじめに、現在、五月病かもしれないと思っているか尋ねたところ、「五月病だと思う」が27.6%、「五月病ではない」が72.4%と、約4人に1人が五月病に悩んでいることがわかった。
一方、「過去に五月病に悩んだことはあるか」との質問では「五月病に悩んだことがある」が59.1%、「五月病になったことはない」が40.9%と、現在五月病に悩んでいる人の2倍以上の人が五月病に悩んだ経験があることがわかった。
五月病を経験した年齢で回答が多かったのは、1位「20~22歳」(99人)、2位「18~19歳」(68人)、3位「23~24歳」(52人)と、10代の終わりから20代前半にかけて五月病を経験しているケースが多いことがわかった。原因としては大学や就職先の生活リズムに慣れない、上手く人間関係が構築できないといったことが多く見られた。
五月病がどの程度の期間で治ったか尋ねると、「2〜3週間程度」(70人)が最多だった。続いて2位「1カ月程度」(63人)、「一週間程度」(51人)となり、五月病と呼ばれるだけあって5月が終わるころには本調子に戻っている人が多いようだ。
五月病に悩んでいる人のみに、五月病で日常生活に支障が出たことがあるか尋ねたところ、「ある」と回答した人が75.6%と約4人に3人が日常生活に支障が出ていることがわかった。
一方で、五月病を周囲の人に相談したことがあるかと尋ねると、「相談したことはない」が67.1%という結果になった。
最後に、具体的な五月病対策を尋ねると、「いつもより早めに寝る」「栄養のあるものを食べる」といった回答が多く見られた。中には、実際に有休を取ってストレスを減らす人、次の休みの予定を立てて気持ちを前向きにする人も見られた。