「推しにファンレターを書きたいけど書き方がわからない!」と悩む方も多くいるのではないでしょうか。本記事では、ファンレターの書き方や例文・送り方、注意点などをまとめて紹介します。

ファンレターの書き方

  • ファンレターの書き方

ファンレターの書き方にルールはないですが、自分の気持ちを推しにきちんと届けるためには、ある程度書き方を整えたほうが良いでしょう。ここでは、ファンレターの基本的な書き方を紹介します。

書き出し

書き出しにはまず挨拶を書きましょう。はじめから気持ちを伝えたくなってしまいますが、 挨拶もなくいきなり想いをぶつけてしまうと、相手は読む気が失せてしまうかもしれません。

初めてファンレターを書くときは、「はじめまして」「今回、初めてお手紙を書きます」などの言葉で始めます。2回目以降であれば、「2回目のお手紙です」「○年○月に初めてファンレターを書いて、今回は2回目です」といった言葉もOKです。

続いて自己紹介をしましょう。自己紹介では主に以下のような内容を書きます。

  • 自分の名前
  • ファン歴
  • 何をきっかけに推しに興味をもったのか
  • 普段はどんな応援をしているのか

相手も、ファンがどんな人なのかある程度わかった上で読むほうが読みやすいものです。 長々と書く必要はありませんが、ざっくりとした情報だけでも伝えておきましょう。

内容

挨拶と自己紹介が終わったら、最も推しに伝えたいことを書きます。内容は以下のようなものが一般的です。

  • 推しの好きなところ
  • 推しにどれほど元気をもらっているのか
  • 推しがどれほど素晴らしい存在であるか
  • 推しの出演作やライブ、作品などの感想
  • 推しへの応援メッセージ

自分の想いを伝える際は、具体的なエピソードも添えられると良いでしょう。想いがより伝わりやすくなって、相手も「ほんとに私のことを好きでいてくれてるんだ」と感じられるはずです。

締め

伝えたいことを書いたら、ファンレターの締めに入ります。内容は、以下のようなものが一般的です。

  • 今後も応援をしていく決意
  • これから参加するライブやイベントの予定
  • これからの活躍への期待
  • 推しの体や心を気づかう言葉

「またお手紙を書きますね」などと添えるのも良いでしょう。

ファンレターに使える例文

  • ファンレターに使える例文

では、実際のファンレターではどのような文章を書けば良いのでしょうか。ここではファンレターに使える例文を紹介します。

男性の推し向け

男性の推し向けには、以下のような文章を書いてみましょう。

【例文】

  • 「嫌なことがあっても〇〇君の映像を見ると元気になれます」
  • 「〇月に出した写真集、どのページもすごくかっこよくて私の宝物になってます」
  • 「アイドルとしての〇〇君も大好きですが、俳優としての○○君にも惚れ込んでいます」
  • 「〇月のイベントで握手をしてくれた瞬間は一生の思い出です」
  • 「ダンスが上手すぎて、○〇君のダンス動画は何回見ても飽きません」
  • 「コメントを読み上げてくれたときは飛び上がるほどうれしかったです」
  • 「ビジュアルにひと目惚れしましたが、中身を知るたびさらに好きになって沼ってます」
  • 「○○君のパワフルなダンスが大好きです。アリーナツアーでのステージ本当に最高でした」

女性の推し向け

女性の推し向けには以下のような文章を書いてみましょう。

【例文】

  • 「いつも〇〇ちゃんの笑顔にたくさんの元気をもらってます」
  • 「○○ちゃんのかわいらしい歌声にすごく癒されています」
  • 「〇〇ちゃんは私にとって憧れの存在です」
  • 「見た目はかわいらしいのに実は芯が強いところも大好きです」
  • 「この前初めてライブに行きましたが、あまりのかわいさにびっくりしました」
  • 「ファッションセンスもすごくステキでいつも参考にしてます」
  • 「〇〇ちゃんのSNSでの言葉がいつも励みになっています」
  • 「〇〇ちゃんのファンを大切にしてくれるところが大好きです」

ファンレターの送り方

  • ファンレターの送り方

「せっかく書いたのに送り方を間違えて届かなかった」といったことにならないよう、送り方にも気を配りましょう。ここでは、ファンレターの送り方について解説します。

封筒の書き方

封筒の書き方にはルールがあります。注意すべき主なポイントは以下の通り。

【郵便番号と住所】

  • 間違えないよう正確に書く
  • 建物の名前、階数も略さずに書く(略すと届かないこともある)

【宛名】

  • 送り先には事務所が公開しているファンレターの宛先を書く
  • 推しの名前を忘れずに書く(事務所の誰宛かわからないままだと放置されてしまう可能性がある)

【切手】

  • 縦長の封筒の場合は左上に貼る
  • 横長の封筒の場合は右上に貼る
  • サイズにあった金額分の切手を用意する(定形郵便物25g以内は84円、50g以内なら94円)

文字は丁寧に書くよう心がけましょう。また、万が一届かなかった場合に備えて、裏面には自分の郵便番号・住所・氏名を書いておくことをおすすめします。

送付の手順

ファンレターを書き終えたらいよいよ送付です。次の手順で送りましょう。

1.書いたファンレターを読み返し、誤りや失礼な内容がないか確認をする
2.封筒に宛先・差出人を正しく書き、切手を貼る
3.便箋を封筒のサイズに合わせて三つ折りまたは四つ折りにして封筒に入れる
4.宛先・差出人に間違いがないか見直す
5.のりで封をする
6.ポストに投函する

ファンレターを書く際の注意点

  • ファンレターを書く際の注意点

最後に、ファンレターを書く際の注意点について解説します。

失礼なことを書かない

ファンレターは自由に書いていいものとはいえ、失礼なことを書くのは当然NGです。例えば次のような内容は相手に失礼なので書かないようにしましょう。

  • 重すぎる内容
    恋愛色が強すぎたり、脅しともとれるようなことを書いたりするのは避けてください。重すぎるファンの存在は相手にとってストレスになります。
    例)「デートしましょう」「結婚してください」「会いに来てくれないとどうにかなりそうです」

  • 勘違いした内容
    「推しが自分の存在を認識した上で意識してくれている」と思い込んだような内容もやめましょう。
    例)「わたしのために書いた歌詞ですか?」「いつも僕の目を見てくれていますよね」

  • アドバイスするような内容
    相手はプロです。素人のアドバイスを書き連ねるのは失礼にあたります。
    例)「もっと感情を込めて歌った方がいいですよ」「ドラマのときは表情を抑えたほうがクールですよ」

  • ダメ出し
    アドバイス同様、上から目線のダメ出しも失礼です。
    例)「アリーナで歌詞を間違えてましたよね」「振り付けをミスしていなければ完璧でしたね」

  • 比較
    他の人と比べるようなことを書くのもやめましょう。たとえ推しを褒めていたとしても良い気分にはなりません。
    例)「〇〇(他のメンバー)よりもダンスが上手ですよね」「○○(他のメンバー)より○○(推し)の方がずっとかわいいので早くセンターになる姿を見たいです」

  • 運営への不満
    運営への不満を推しにぶつけるのもやめましょう。
    「チケット代が高すぎるのでどうにかしてください」「わたしの地元にはなんで来てくれないんですか」

連絡先を書かない

ファンレターに電話番号やメールアドレスなどの連絡先を書くのは禁物です。ファンレターは応援の気持ちを届けるだけに留めておきましょう。連絡先を書くと相手にとっては精神的な負担となってしまいます。

宛先の住所をよく確認して出す

宛先の住所に誤りがあると相手まで届かない場合があります。住所はよく確認してから出しましょう。また、住所は合っていても文字が汚いと誤配される恐れがあるので、文字は丁寧に書いてください。

ファンレターで推しに想いを伝えよう

  • ファンレターで推しに思いを伝えよう

ファンレターの書き方について紹介してきました。

ファンレターの書き方は自由ですが、失礼なことを書かないのは最低限のマナーです。また、推しに「読みたい」と思ってもらえるように、ある程度内容を整理して書きましょう。本記事で紹介した例文や注意点を参考に、ぜひ推しに想いを伝えてくださいね。