今週末、鈴鹿サーキットで開催されるスーパーGT第3戦(2024 AUTOBACS SUPER GT Round3)に参戦するアストンマーティン「ヴァンテージGT3」が東京に出現中だ。エアロパーツでガチ武装した実際のレーシングカーを近くで見られるのは、5月29日の夜8時まで。お近くのファンは「The House of Aston Martin Aoyama」(東京都港区)に急ごう!

  • アストンマーティン「ヴァンテージGT3」

    アストンマーティン「ヴァンテージGT3」のスーパーGT参戦車両が出現中!

GT3の購入希望者が日本にいる!

2024年2月、新型「ヴァンテージ」と同時に世界デビューをはたしたのが新型「ヴァンテージGT3」だ。2018年にデビューして先ごろ生産終了となった「ヴァンテージGTE」および「GT3」の総合的な進化版である。アストンマーティンが「真のドライバーのために作った」と豪語する新型ヴァンテージのパフォーマンスやスタイルは受け継ぎつつ、GTカーとしてさらに進化を遂げているのがこのモデルだ。

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    新型「ヴァンテージGT3」は排気量4.0LのV型8気筒ツインターボエンジンを搭載している

2024年シーズンは世界で約30台のヴァンテージGT3がレースに参戦する予定。青山に出現中のスーパーGT参戦車両は、そのうちの1台ということになる。

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  • アストンマーティン「ヴァンテージGT3」
  • D'station Racingの車両としてスーパーGTに参戦中の新型「ヴァンテージGT3」

  • アストンマーティン「ヴァンテージ」

    こちらがGT3ではない新型「ヴァンテージ」。ボディサイズは全長4,495mm、全幅1,980mm、全高1,275mm。最高出力は665PS、最大トルクは800Nmで、前モデルに比べると馬力は155PS、トルクは115Nmも向上している。停止状態から100km/hまでの加速に要する時間(ゼロヒャク加速)はわずか3.5秒。価格は2,690万円から

スーパーGT参戦車両のベースとなっているヴァンテージGT3については、条件さえ整っていれば誰もが購入できるそうだ。ガレージを持っている、メンテナンスをしていくための体制が整っている(例えば工場とのコネクションがあるとか)、お金があるなど、クリアすべき条件は人によってはなかなか厳しいかもしれないが、とにかく買えないクルマではないらしい。今回の展示も、スーパーGTを盛り上げたいという目的があるのはもちろんなのだが、日本の顧客から「ヴァンテ―ジGT3が欲しい」との声も届いているため、それなら実際に見てもらおうということでクルマを持ってきているという側面もあるそうだ。ちなみに、値段は非公表となっている。