JR東日本は29日、「水素でGO! 未来のエネルギー『水素』を楽しく学ぼう! in 稲城長沼駅」を6月9日に開催すると発表した。試験車両である水素ハイブリッド電車「HYBARI(ひばり)」を初めて運行している状態で一般公開する。
「HYBARI」は、2030年度の導入をめざし、2022年3月から鶴見線・南武線で実証試験を行っている試験車両。水素と酸素から電気を作る燃料電池と、電気を蓄える蓄電池を搭載しており、二酸化炭素を排出せずに走行できる。イベント当日、稲城長沼駅2番線ホームで11~12時に「HYBARI」を公開。沿線地域在住の招待者に限り、車内も公開するという。
「いなぎペアパーク」では、水素をテーマにしたステージプログラムを12時30分から開催。東京都市大学特任准教授の五十嵐美樹氏が、地球温暖化と燃料電池をテーマに、ダンスや実験を取り入れたサイエンスショーを上演する。教育系YouTuber「あきとんとん」さんは、環境問題や水素の性質などについての授業ステージを行う。
13時30分からは、燃料電池で発電して動くバギーを工作する体験教室を実施する。小学6年生以下を対象に行われ、所要時間は30分。3回に分けて、各回20人を対象に実施する。12時から整理券を配布するとのこと。